グラスリップ視聴した。

 もともと凪あすや色づくを視聴直後にいろいろggってこの作品を視聴したいと思っていたのだけども、なんとか確保してふむふむのお伴に前半部分を試聴、そして本日残りを視聴した。そもそもこの作品を見つけた段階では不人気作品としてで、本当にそうなのかとちょっと掘ってみたら、
togetter.com
 を見つけてしまい、これはぜひとも見なくちゃとは思っていた。


 さて、視聴後感はやっぱり視聴してよかったというもの。正直上記リンク先の考察よりマシなものを書ける気がしないので詳細は省く。視聴前に上記解説を読みはしたがじっくり読み込むでもなく、あぁそんなことがあるのねと頭の片隅に置いていた程度だったのだが、ネタバレで興を削がれることもなく、素直に視聴完走できた。ちなみに視聴直後に読み返してみたがいちいち納得できることが多かった。なんだろ?、「月がきれい」でも作中で文学がクローズアップ*1だったし、この作品もかなり初期の頃からそれが匂わされているので、エンタメ系というよりは文学よりの作品ということがわかるんで、おそらく上記考察をあらかじめ仕込んでなくても早い段階でそういう態度で視聴していたとは思う。
 今視聴し直したらまた感じ方も違ってくるのだろうが、t.t.よりは自分にはしっくりくる作品だった。今回この作品を見て思ったのは、よくこの作品が世に出せたなぁという感じ。「君の名は」で萌え豚以外も対象にそれなりに真剣に作られた作品がひさびさにヒットしたという認識だと思うが、それ以前でこれは制作側もさすがに大ヒットはしないだろうと思ってたであろうし、よくスポンサーというかプロデューサーが「それでも作ってよし」という判断を下したのかなりの決断だったと思う。今だったらよっぽど損を覚悟の上でなかったら、企画自体が通らないと思う。



 作品放映時には公開されてたという『陽菜'Sリップ』が、今どこを探しても行き着かないのが残念。5年の歳月はあまりに長かった。

*1:というより主人公がもろ文学志望