色づく世界の明日から 追記のようなもの

 さすがに幽奈さんと比べると見ごたえがあったのだが、ふと人気はどうだったんだろうな?と気になってggってみたが今一つよくわからんかった。アニコレというサイトだと野良感想がたくさんあるのだけども、どうにも評者の立ち位置がまちまちで正直印象だけで良し悪しを判断してるのが多そうな感じで今一参考にしにくい。
 自分がよくできているなと思ったのはタイムトラベルの矛盾があまりないように構成されていること。琥珀視点で見てみると判るが、未来から飛んできた孫の様子を実際に会って体感し、自分の使命を忘れずに60年間こつこつと準備してきたんだなと思うと、細かな齟齬はあるが、孫を過去に送り飛ばすのを孫の誕生以降に思いついた…というふうになっていないことが明らかなので、パズルのピースがうまく嵌っている感じはする。描写されていないが、琥珀が子(瞳美の母)を生み、高校生の頃瞳美が語った不幸のとおりにならなきゃ良いがと心配しながらも、タイムトラベルの準備を怠っていなかったのが窺える。でも結局は瞳美が語った通りになってしまい、その時が来るまでじっと機会を窺い、いざその時が来たらなんの説明もなく問答無用で過去に送り届けるというときの琥珀の思いみたいなものも自然に想像できてしまう。だからこそ過去から戻った瞳美に「おばあちゃんはヤメて」というのが自分にとっては最高に輝いている台詞。なんというか、タイムトラベルといえば大抵運命の改変という、今ドキのループものに見られる何度でもやり直し可能な物語…というふうにはなっていなくて、タイムトラベルしたこともビルトインされた形ですべてが運命のように時間が不可逆的に流れていくって構造が個人的にはイカしてるという評価。青春とは決してやり直しができないかけがえのない時間ってのがきちんと守られていて、そのへんテキストの誠実さを感じる。
 そのへん昨日も述べた通り、やり直しのできない貴重な時間なんだから必死に生きろだとか、今この瞬間を最大限に楽しめという若者向けのメッセージが生きてくるのであって、まぁこの作品を必要としているであろう層にきちんと届くといいなとは思う。シュタゲやリゼロは論外と思っているが、ではYUNOが押さえるべきところを押さえているからよいか?と言われると、個人的には主人公が時々下品になるとはいえ、テキストの構成としてはお行儀が良すぎるので、まさにこういう作品を時代が求めるべきなんじゃなかろうかとは思ってる。
 あと、やはりやはりこの作品が他力本願ではなく自力救済の構造をとっていることを評価したいと思う。タイムトラベル直後の瞳美は、その段階では無力であって大勢の人からの「贈与」だけで生かされているという状態なのだが、だからといってその状況に甘んじるんじゃなくて、過去踏み出せなかった一歩一歩を少しずつ踏み出していくことが他人のためにもなり、それが廻り廻って自分を救うことにつながるという流れになっているように見えて、その丁寧な構成が個人的には好感度高いのだ。きっと文字ベースのテキストにはこの程度のものが他にありそうな感じだが、アニメで表現してるのは経験的にそんなになかったような気がする。昨日もこの作品が突き抜けてないと言ったが、ある程度平凡に仕上げることに意味があるとは思う。
 というわけで、凪あす見なきゃなんないんだろうなと、この作品を視聴中ぼんやり考えていたんだけど、今日ggってみたら同じ監督の作品らしいので、時期はいつになるかわからないけど、実は録り溜めはしてるので、そう遠くないうちに視聴したいとは思ってる。

ターボトレーナー、現段階メモ。

 といっても画像撮ったからという。



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 ブルーマチック外箱。平べったい構造で意外だった。


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 真ん中に大きな空きがあるが、おそらくライザーブロックが嵌る箇所だろう。



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 ターボトレーナー部。板を前後の足に跨るように敷いている。本当は横に敷くつもりだったが長さが微妙になりない。長さを目分量では買っちゃダメだなと再確認した次第。55㌢あれば十分かと思っていたが60㌢でも短かった。
 ちなみにホイールはACLASSのALX320(DX)。昔BMCにつけてたのを外して放置してた。
 タイヤはザフィロプロホームトレーナー。



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 前ホイール部。ターボトレーナーに板を敷いているので、これも板を敷いてからライザーブロックを乗せている。ハンドルにつけている負荷調整レバー硬いのなんの。とはいえ負荷1か2しか使わないだろうから特に問題はなさそう。ホイールはスピナジーのスポークにザイロン繊維を採用をしたもの。商品名SPOXだったと思うが、カネを惜しんでセカンドグレードのやつ。繊維採用で乗り心地がよいとのことだったが、路面の衝撃をマイルドにしてはくれるが、ポンポン跳ねるので正直乗りづらかった記憶がある。ユーロスピードにはこれをつけて放置していた。タイヤは懐かしいミシュランアキシャルプロ。もうこの自転車購入してから20年近く経ってるが、ちょっと試しに回してみてもタイヤがパンクすることなくなんとか役に立ってる。ゴムなんてもう劣化していてもおかしくないのに。



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 フラッシュがうまく当たってないが、ペダルとBOA付きシューズ。ペダルに古さが感じられる。クリートを付けるときも、やたら加工が甘くて苦労した。やっぱこのような部分も進化し続けているんだな。



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 非常に分かりづらいが、塗装がちょっと特殊で緑色のラメっぽい反射がちょっと見える。ユーロスピード1、エンジェルホワイトという塗装でちょっと凝っていた。日光下だともうちょっとキレイになるが、といってもはっきりラメ反射がみられるほとのものでもない。上の画像を見てもらうとわかるが、これ、フレームのみの塗装で、フォークは別塗装らしい。フォークのホワイトは経年変化で黄ばみが酷くなってる。