武装少女マキャヴェリズム 第2話

 うーん、ラブコメかぁ。
 結局異種武術戦なのかね。マキャヴェリズムって、権謀術数で暗殺陰謀何でもござれという印象が一般的に強いようだが、マキアヴェッリ君主論は別にそういうことではなく、正しい(何が正しいとされるのかはさておき)権力の使い方の指南書なので、そのへんの勘違いもある上に、このタイトルだと群雄割拠からの下剋上という意味合いで使っているのかもと思ってしまう。
 前回の迫力からすると数段落ちはするが、それでも動画部分のキレはそこそこかも。個人的にはこういうファンタジー武術だけどもちょっとばかしリアリティがあってというのは結構好み。格闘の最中に回想シーンを被せてくるのは、まぁそういう作品だったらそれも演出としてアリではあるが、むしろ格闘メインの作品ならそんなものに頼らずに純粋に格闘を描けとも思うので、そういう点からするとこれは本道。しかも格闘シーンも見せ場作りのために優勢劣勢の構成であることが多いが、今回のように実力差があるんだったらスパッと要所だけ見せ場を作って勝負はさっさと終わらせるのも好感度高い。まぁそういう見せ方をしても結局この作品で何を訴えたいのかのほうが重要だとは思うんで、そのへんよな…。