武装少女マキャヴェリズム 第1話

 しかし問題行動で転出というのはともかく、よくそんなのばっか受け入れるよな。公立だったら普通はお断りだと思うので、私立だと思うが、そうだとしても転入を受け入れるんだから授業料などはかなり高いと見るべきだろうな。といってもそのへんの治安維持は女子生徒がやってるらしいので、学校としてはコストを生徒任せにしてホクホクなんだろうけど。
 つい一言で収まりきれなかったが、タイトルからもっと権謀術数の仕掛けあいのものだと思って選んだのが全然違っていてこれまたショック。ようこそ実力主義の教室へを視聴しようかと思ってたんだけど、こちらでいゝかと運を天に任せるような感じで選んだからコレだよ。
 いちおうフツーのバトルものだという感じだが、それだけだとマキャヴェリズムをタイトルに入れるはずがないと思うので、そこはやっぱりなんかあると見るべきだと思う。そうだよな、そうであってくれ。まぁ過去問題児だったのがすべてオネエになっているから、それは精神的に去勢されたという提示に他ならないわけで、そのへんは今回の台詞にも去勢自体は使われてたからそうんなんだろうなと。個人的には彼らがどういう過程でそういう変化を遂げたのかのほうも興味あるんだが、今回の見せ方だとバトルだからな。校内で殺人はダメだと言いながら、しかし真剣で相手を屈服させようとしているわけで、これも単なる誇張表現であってあんまりその事自体にツッコむことに意味はない。歯向かっても歯が立たないと思うからこそ従うのだろうが、負けを認めてからオネエになるその段階だよな。敵でないことを示すために自ら相手と同じ格好や態度をしているのか、それともあのようになるよう強制に近い力が働いているのかわかりにくい。しかし、単に敵わないから敵ではないということを示すだけだったら、普通はお互いに距離をとるだけで済む話なんで、それでは済まないなんらかの圧力を避けるためにあゝまでなったと考えるべきで、そのへん示してくれるのかな。展開として、主人公が一旦負けてその段階でその過程を提示し、然る後に主人公の反撃ターンってパターンかも知れないが。
 どちらもファンタジーではあるんだけど、個人的にはこの作品の殺陣のほうが刀使の〜より説得性があるような感じ。