武装少女マキャヴェリズム 第5話

 ふんどし姿は視聴者へのご褒美だったのでは?。
 そういやタイ捨流って架空でなくて現実にあった流派だよなとネットでggってみると、徘徊のほうが面白かった。曰く、新陰流(要するに鬼瓦輪の流派)の対策としてタイ捨流が生み出され、タイ捨流への対策として示現流が生み出されたとかという流れらしい。しかしなんだな、剣法が実戦的であればあるほど、勝つということは人を死に至らせるという要素が強くなる*1から、競技として脱皮できず、だからこそ生き残るためには舞踏要素が強くなるんだなという気がする。鉄砲や大砲など近代兵器の発展で武術は少なからず人殺しとしての実戦要素を失っていくわけなんだが、そうでなければ凄惨の度を極めていかざるを得ないんで、考えてみればそれは武道にとって幸せなことだったのかもしれないな。
 で、この作品なんだがファンタジー要素もありはするんだけど、今の所そういう武道の紹介って感じがする。メッセーヂ的なものがなくもないんだろうけど、今の所ハテ?といった感じでその香りは微かにしか受け取れない。あまりメジャーでない競技武術を一つ重点的に殺陣をやられてもかなりの視聴者置いてけぼりだから、異種格闘技戦にならざるをえないんだけど、で、異種格闘技戦は武道に対する世間の関心が低くなった今では、いわば「ぼくのかんがえたさいきょうのぶじゅつ」的要素がどうしても拭えなくて、そのへん各武道の紹介要素を強くしたという選択が本作の特徴なのかなと思わなくもない。とはいえ、まだキャラ紹介も終わってないし前半ではあるのでそう断じるのも早計だとは思う。…前半とはいえ、5話ならそろそろ物語上のミッションが現れてきてもおかしくないが…。

*1:勝つためにはなんでもありだからルール化も困難