サイコン夜間照明用光ファイバー2.0㍉の巻。

 材料自体は2.5㍉の失敗の翌日には揃えていたのだが、もうめんどくさくてしばらく放置してた。気力が回復したのか本日やる気になって2.0㍉の光ファイバーで製作してさきほど実走してきた。





 さすがに熱収縮チューブは無理だが、真鍮線は2.5㍉のに使用したのを再利用。熱収縮チューブは3.0㍉のを購入してきたが、これがピッタリ。光ファイバーと真鍮線を入れるのに困難らしきものはないし、ゆるゆるでもなかった。ゴムカヴァーも取り付けることができる。




 ターミナル部分。フラッシュを焚いて撮影。断面が今一きれいではないが、結局支障はないのでこのまゝに。エスカのサイトだと端末処理について書かれていて、番手の大きいヤスリで均せだとか、熱した金属板で溶融処理して端面を作れだとか書いてある。それをやったほうが減衰も少ないのだろうけど。
 いちおうカッターナイフの刃を垂直に押し当て、押し切るようにするのだが、結構硬くて切り離すまでにはいかない。で、思い出したのが2.5㍉光ファイバーの失敗。ある程度カッターの刃を押し当てゝ、それなりに切れ込みができたらパキンと折ってしまうのだ。破断面はそれほど平滑ではないが、ニッパーやハサミで切るよりはずっときれいに仕上がる。カッターの刃で切れ込みを作るのをできるだけ少なくすればかなりきれいになるのではなかろうか。まぁ切れ込みが少なければ折れにくいだろうからそのへんバランスだと思う。





 光の取り込み部分を曲げてみる。2.5㍉ので大丈夫だったのだからこれも問題があるとも思われない。





 シャッター速度指定で撮影してみた。これは1/10だったと思う。実際はこれよりサイコンの照射部分がもうちょっとぼんやり明るくて視認性は良い。前方から照らしているので速度表示はかなり見やすい。個人的には1.5㍉のより抜群に実用的になったと思う。





 サイコン内蔵のバックライト使用時。これは1/20だったかな。さすがにこれと比べてはいけないと思う。





 街燈直下でフラッシュを焚いて撮影。1.5㍉のと同様、ライトに沿わせる形で輪ゴムを使って固定。これで外れるという感覚はない。




 これにて目的達成といったところ。これでも光量が足りなければ1.5㍉の光ファイバーを二本使うことも考えていた。光ファイバーは二種類の屈折率の違う物質を使っており、内部を反射しつゝ光が伝わっていくわけなんだが、エスカはこの内部の光の導路部分が大きい。ちょうどちくわを考えてもらうとよいのだがちくわの身の部分で光が反射され、ちくわの穴の部分を通ってくるというわけだ(実際にはちくわの穴も樹脂やガラスで満たされており決して空洞ではないのだが)。光通信やオーディオ用の径が細い光ファイバーはちくわの皮が厚く穴が細いものが多いのだが、エスカは逆で、皮が薄く、穴がデカイというもの。なので、直径がほとんど光の導路なのであって、ならば1.5㍉のは2.0㍉のより断面積にして(1.5☓1.5)/(2.0☓2.0)=0.56倍なので、大体1.5㍉のを二本使えば2.0㍉のを一本使ったのと同じ光量だということになる。なので、もしかすると2.0㍉のを一本使うよりは、1.5㍉のものを用途に応じて本数を加減してやればよいのかもしれない。毛利の三本の矢の逸話があるように、本数重ねれば曲げにくゝもなるだろうが、そのときはどのくらいの真鍮線(アルミ)の太さにしたらよいのかはわからないが、使い勝手は良さそう。



 いちおう2.5㍉のを作成した折に心配になったように、もしかすると2.0㍉の光ファイバーにも無理をさせているのかもしれず、経年変化や落車など衝撃を与えたらもしかするとポッキリ逝くのかもしれない。1.5㍉光ファイバー+1.5㍉アルミ線と比べて若干曲げにくゝ、思い通りの曲がりにするのがちょっと難しいのではあるが、位置決めしたらそう再々位置調整をするものでもないだろうからそれほど問題とも考えてない。思えば参考にしたサイトも汎用のゴムカヴァーが特に問題もなく取り付けられていたようだし、2.0㍉の光ファイバーを使っていたのかも。あと、自分の老化で視力が落ちることも心配ではあるのだが、そこまで考えても仕方がないかも。
 個人的には

 でFAかな。


 あ、そういやフロントライトだが、NiteRider MiNewt 350だ。もう古いライトなので売ってるところもないとは思うが、米密林http://archive.fo/z7j7fで詳細が載ってた。

Product Features:
350 Lumens
One Piece, Modular Design
4 Light Levels Plus Flash Mode
Quick Release
Handlebar Mount USB Rechargeable

Run Time:
2:00 HR High - 350 lumens
3:30 HR Med - 225 lumens
5:00 HR Low - 150 lumens
10:00 HR Walk - 70 lumens

SYSTEM Includes:
LED Headlamp
5.5 HR Smart Charger
Internal Li-Ion Battery
Handlebar Mount - Fits up to 31.8mm

Charge Time:
5:30 HR

Weight:
190g

 スイッチを入れると中→強→弱で、あとはこの繰り返し。フラッシュモードもあるが使わないな。消灯は長押し。今回の実走ではこの中強弱すべて試してみたが、2.0㍉のはすべて最下段の時刻が視認できた。