夜間サイコン視認用光ファイバー工作。

 中華サイコン、あれから何度か乗ったのだが、二日目に示した不具合がウソのように調子が良い。まぁこれが続けば常用だろうなとは思う。で、バックライト付きではあるのだが、述べたとおりとにかく点灯時間が短くて確認しづらい。そこで、前々から光ファイバーでフロントライトの光を導入して夜間も見えやすくするというネタを覚えていたので、ちょっと前から検索してやり方を調べていた。参考にしたのは
 夜間照明用光ファイバー | てれすけ・な・チェレステ - 楽天ブログ http://archive.fo/gnAkD
 しかし困ったことに、使っている光ファイバーの径、真鍮線の径の記述がない。特に光ファイバーの径は重要で、細ければ曲げやすく取り付けやサイコンへの導きが容易だが光量が不足しがちだし、太ければ光量は十分だろうが加工性もフレキシビリティも悪い。光ファイバーは結構値が張るのであまり試行錯誤をしたくないというのがあって、どうしようかと迷っていたのだ。
 いちおう
 自作 アクリル製・サイコン用補助ライト(電源はメインライトから供給) http://archive.fo/jIZ1M
 にて、1.5㍉の光ファイバーを取り上げているのも見ていて、おそらく1.5㍉でないと実用的でないんだろうなという予想はしてた。




 購入したのは密林で。3.0、2.5、2.0、1.5㍉の径各1㍍というアソートが売ってたのでこれを購入。1000円ちょっとした。送料が高くて350円。で、曲げやすさを試してみたのだが、3.0㍉のはとにかく論外。硬くてすぐ元の形に戻る。使う真鍮線の強さにもよるのだが、自分の予測だともう1.5や2.0ぐらいしか使いようがないように思えた。




 ホムセンに行って真鍮線と電線圧着端子を被覆するゴムカバーとやらを購入してきた。真鍮線の太さは二種類しかなく、これが太いほう。どう考えても細い方は全然柔らかくて用をなさないと判断した。ゴムカバーも径が小さい方を購入。どちらも150円弱。




 とりあえず1.5㍉の光ファイバーを使うことにした。真鍮線も50㌢ほどに切る。断面がきれいになるようにカッターナイフで切断。




 手持ちのスミチューブを取り出して光ファイバーと真鍮線を挿入。





 加熱したハンダゴテを使ってナデナデ。熱収縮チューブの径がちょっと太かったかも。





 ゴムカバー太すぎてゆるゆる。これだとないほうがマシと思い使わずに済ますことにする。





 遠目に照らすとわからない。





 近いと視認性が格段に上がるが、見える範囲が狭すぎて意味ない。





 画像だとちょっと視認性が悪いが、実際には数字が判断できるぐらいはっきり見える。この距離感がちょっとシヴィアで、微妙な調整が必要。



 で、現段階ではとても使い物にならない。というのも、光ファイバーの弾性が強くて、このラインの形を保つのが難しいからだ。まぁ普通に考えて使った真鍮線が弱すぎるという話でもあるのだが、これがライト付近で曲げている部分はそれなりに形を保っているのだからよくわからない。とにかくラインの形の保持ができないことには、光放出部とサイコンとの距離を保つことができず、また走行中の振動の影響もあるだろう。作り直しということになる。熱収縮チューブも足りないし、まぁなんといっても真鍮線だろう。いちおう2.0㍉の光ファイバーでも作ってみたいと思っているので材料選びはそこそこ苦労しそうではある。