ゲーム雑感。

 実はもう2〜3ヶ月ほどアニメ視聴をしておらず、書き溜めておいたエントリーを毎日公開しているだけになっている。新クールに入っており、新番チェックもやらねばとは思っているのだが、そのへん気が進まないというか。大体アニメ視聴&直後感想書きが途切れたのが艦これの夏イヴェあたりから。かなり厳しかったから、あまりアニメは見ずにぼんやり攻略のことを考えていると時間が過ぎてしまう。イヴェ終了後も札幌行があってそのまゝなぁなぁになってる感じ。
 その艦これも今一気が乗らない。で、ポイントサイトでポイント稼ぎをやってる関係で、ゲソ天にアカウントを持っている状態になってるので、新ゲームの告知があると事前登録をやったりしてなんかふらふらとやってみたら結構手を広げてしまった。
 元々は

  • 艦これ
  • 式姫の庭

 の二つがメインだったのだが、
 ゲソで

 を追加。ゲソでは他にも従来からゲソオリジナルのベジモン農場をやってたが、これはほんとうに手慰みといった感じ。いちおうワールドエンドファンタジーもやってるが、これはなんかこのゲームをやるとボーナスポイントが貰えるとかで手をつけたのだが、基本的にやる気は無くてログボを貰ってるだけの状態。で、先日何の気なしに事前登録だけしてた

  • リングドリーム

 をやってる。これはシステムを把握する段階のワクワク期間なのでまだ興味が削がれてないが、結構昨今のゲームのあり方についていろいろ考えさせられるところが大。
 他にもエロ同人がきっかけでやり始めた

 にも結構時間を割いてしまっている。


 このエントリーを書こうかと思った動機が、艦これのデイリー・ウィークリーの消化でちょっと羅針盤の進路運でストレスが溜まった後に、リンドリやGFをやるとこれがストレスを感じないの何のというところ。リンドリもGFも基本的にポイントを稼ぐためにボタンをポチポチ押すだけの作業でしかなくって、極論すればゲーム性は皆無に近いのだが、気が付いてみたら艦これに割く時間よりもリンドリやGFに割く時間が多くなってることに妙に感心させられた。結局人間ストレスを極力避けるように行動するのねといったところ。その点、艦これはシステムが複雑になっていく方向で、これ迷走してるんじゃね?と感じる。さらにオモロイは艦これもリンドリもGFもサーヴィス開始時期がほゞ同時で、今まで生き残ってるということ。で、どれも目的はカード集め。自分は艦これに手をつける前、これは海戦ゲームなのかと思っていた。海戦であれば船が沈むのは当たり前だから、まさか条件付で特定の艦が永久的に保持可能だとは思ってなかったし、艦隊の維持が重要であって、艦隊戦がメインなのかと思っていたぐらいだ。自分が艦これを始めたのは'13の7月であり、いわゆる10日組といわれる層であるのだが、この時点では'13春イヴェしか開催されておらず、その春イヴェですらサーヴィス開始直後に行われたものであって、ひっそりと開始した直後に始めたプレーヤーが恩恵を蒙った極めてマスの小さいものであって、自分の開始時はネットでも通常海域攻略がメインであって、まさかイヴェが本番になるという意識は無かった。ところが、リンドリやGF(や式姫の庭)は週替わりでイヴェントが開催される形式であって、新規カードはその時に提供されてその時期を逃せば入手が極めて困難になるという方式。
 艦これでも別にそうではない部分もあるのだが、リンドリやGFはポイントや納品物獲得に消費アイテムを購入して、ランキング報酬であるトロフィーカードを入手するものとなっている。艦これではこのトロフィーカードがなく、基本的にはプレーヤーが資材を計画的に確保していれば消費アイテムを購入しなくてもで新規カードはすべて入手できるようになっている。リンドリやGFはトロフィーカードはランキング報酬として数が限定されており、入手するためにはプレーヤー同士で争う形式になっている。これまた面白いところではあるのだが、確かにこのトロフィーカードは人気のあるキャラクターを配置しているので、そのへんうまく欲望を刺激するように設定されているのだが、そのトロフィーカードへの執着さえなくしてしまえば、このようなゲームでも無課金で十分遊ぶことができるのだ。但し、そのへんはゲームによってバランスが取られているらしく、GFは無課金ではかなりトロフィーカードの入手性が低く、リンドリは割と可能という感じ。が、捨てるイヴェント/拾うイヴェントを選んで消費アイテムを集中的に投入してお気に入りのキャラクターカードを確保することもいちおうできるようにはなっている。GFも極めようとすれば莫大な課金が必要だが、冷静に考えてみるとコンプはどうせ無理なのだから、お気に入りのキャラクターに集中投資すればよいだけのことであって、確かに構造としては特にGFなんぞは札束で殴るサーヴィスではあるのだが、要するにプレーヤーが欲望をコントロールすれば課金は必須ではない。
 自分は割とこういうボタンポチポチゲームを馬鹿にしてた感があるのだが、よくよく考えてみれば、どのゲームも目的は新規カードの入手であって、これは単純な函数の関係にあるといえる。つまりプレーヤーの意欲や時間、資金、手間などを入力、各ゲームサーヴィスのシステム部分を函数、カード入手を出力と考えると、

 入力→函数→出力

 という誠に単純な構造にあるといえる。出力には達成感やストレスなども含まれるのだが、
 艦これは入力部分のうち時間や手間がメインになっており、出力のうちストレスというマイナス部分が昨今は大きくなっている。
 GFのようなボタンポチゲーは入力のうち資金が重要ではあるのだが、この資金という要素を少なくすれば出力が少なくなるだけで別にゲームの構造や流れは変わらない。しかも艦これと比較するとストレスは少ないというもの。
 で、恐ろしいのは函数部分。これ艦これは運の要素が強くって極めて不明瞭なのだ。ボタンポチゲーは入力する数字を決めると出力もかなり正確に求められるのに対して、艦これは入力した数字に対して出力が凄く荒れる。艦これは有志のおかげでシステムの計算式がゝなり正確に明かされているにも関わらず、その計算をプレーヤーが手間や時間を費やして整えても、一意的に結果が導かれるのではないからストレスになる。しかもプレーヤーにより与えられる結果に差がつくのだから理不尽感が半端ない。問題は精一杯課金したり、手間や時間をかけてキャラクターカードを育成、装備を充実させても、そうでないプレーヤーより出力が奮わないということが起こるのだから納得しない層が出ても不思議は無い。某巨大掲示板の該当スレをチェックすると、どのゲームサーヴィスもDAUが減少方向にあるらしいから、すべて衰退期に入っているのだと思われるが、その勢いをどう減らさないかというだけの問題になっており、ボタンポチゲーは単純さからくる飽きをどのように克服するか、艦これはそれに加えてストレス要素を如何に減ずるかというのが課題なのではないかと思われる。