ガールフレンド(仮)、ついに春宮つぐみを入手。

 というわけなのだ。きっかけとなった同人のヒロインが彼女だったのだが、実はあまりこの同人の出来はあまりよくなかった。というより、もっと前のきっかけがナナシスで荒木レナを見てナナシスやってみるかという気になったのだが、ナナシスはアイドルものであって、しかもスマホ限定なのがハードル高かった。そこで目にしたのが上記同人誌。述べたとおり同人の内容というよりは、スポーツ少女が出てるゲームをこれで見つけたというところ。スマホでやるのが基本だが、PCにも対応ということで、Wikiを見ると無課金でも十分遊べるという書き込みを見かけてハードルが下がった。ちなみに荒木レナも春宮つぐみも同じ走り高跳びの陸上部員。陸上なだけにハードルが下がってというのはまぁ。しかし陸上競技でもメジャーな短距離長距離じゃなくてなんでどちらも高跳びなんだろうな〜(棒)。



(ちょっとでかい画像があるので)
 プレイを始めてみて驚いたのが、キャラクターカードの入手性の悪さ。特に目的の春宮つぐみのカードはトロフィーカードや課金ガチャに設定されることが多いようで、どうも運営はプレミア扱いらしい。ところが、人気投票をしたらかなり低位であって、これどうなんだろ?といった感じ。春宮つぐみが目的でゲームを始めたのに、結局半年以上経った今日に至るまで入手が困難な状態であった。
 さて、GFのイヴェントの流れだが、基本的に一ヶ月単位で数種類のまとまりになっている。最初の二週間ほどは個人でポイントを稼いでランキング報酬と納品物交換の二通りで新規キャラクターを入手するもの。次の10日ほどは団体戦2セット。1セット目はランダムで団体を組んで(ゲームでは班という)五班でチームを形成してチームの勝ち点と個人のポイントランキングで新規キャラクターを入手する。2セット目はプレーヤーが任意で所属している団体(ゲームでは部活動という。所属してなければ臨時に結成される部活動にランダムで配置される。)で同じように団体戦をしてチームの勝ち点と個人のポイントランキングで新規キャラクターを入手するもの。残りの4〜5日は個人でポイントを稼いで、ポイントランキングと達成ポイントで新規キャラクターを入手するもの。
 イヴェントで新規カードを確保するためには手持ちのカードの数やステータスを充実させなければならないのだが、始めてから3〜4ヶ月は戦力が充実しないのでかなり我慢することが多い。レアリティが低いカードだと打撃力が弱いので満足にポイントを稼ぐことができないのだ。が、少しでもレアリティの高いカードを根気強く育てゝいけば徐々に打撃力が上がるので、薄紙を剥ぐがごとく才能が開花するというか、戦力が充実していく。カードにコスト値が設定されており、プレーヤーが割り振った総コスト値に複数のカードを配置するというオーソドックスな形ではあるので、レアリティが高いカードは確かに戦力として頼もしいのだが、単位コストあたりのステータスの高さの蓄積が総攻撃力を稼いでくれるので、レアリティが低くてもコストあたりのパフォーマンスのよいカードを選別して育てゝいけばそれなりに強くはなれる。


 さて、キャラゲーではあるのだが、実はグラフィックはグラブルや艦これの実力派絵師と比べたらちょっと微妙な感じではある。特に全身グラはちょっとデッサンが今一といったところ。カードグラフィックには全身図が描かれているのだが、このカード絵、実は大きな画像を圧縮して表示してるのが個人的に珍しいと思った。まぁこのゲームのウリはどう考えてもキャラクターの造形だから解像度の荒い絵を表示するのは悪手だろう。




 カード絵の解像度は640×800でこれ。




 ガールズ(カード詳細確認)画面ではこのような表示。




 これがゲームのメイン画面(マイページ)ではこのような表示になる。




 このトリミングされた画像は実はカード絵のプログラム上の流用ではなく、元絵と思われるさらに大きな原画からのトリミング(解像度640×674)らしい。

 全身画像を見ると、頭部が大きくて不自然な感じだが、トリミングしてバストアップ画像にすると、逆に頭部を念入りに仕上げていて配色もコントラストを強調しているせいかとても映える。細かいところを言えば、やはり肩から腕あたりの描写はやはりちょっとデッサンが気になるところではあるが、まぁ基本的にこういう絵はアピールしたいところを強調して描くのがセオリー(ちなみに漢字もそういう起源なのが多数ある。例えば「目」という漢字は元々は人体全体+目を強調している象形文字だったが、時代が下ると人体部分が省略されて今のような形になった)なので、絵師の工数からすると、これは当然のこと。
 キャラクター推しのゲームなのだが、キャラに付随するテキストもこれまた微妙。なんつーか、どのエピソードも主人公に気があるという、もう男の妄想全開のものなのだが、しかしそうはいってもこれはいわゆる昔一世を風靡した恋愛ゲームではないので、押したり引いたりのかけあいを楽しませるものではないからこんなものだろう。プレーヤーが飽きないよう矢継ぎ早に新カードを実装してそれを取りに行かせるのが方針だろうから、プレーヤーにポイント獲得作業に集中させるのが本筋で、キャラに付随するテキストに耽溺させるというものではないだろう。そのへん結果的にではあるが、艦これはやはりこれと同じようにキャラに付随するテキストは割り切っているというのに、爆発的な人気が出たから二次創作で勝手に消費者がテキストを膨らませてくれるというのは上手いといえば上手い。このGFは艦これよりキャラクター重視のはずだが、おそらく同人誌での人気は艦これとは比べ物にならないほど低い。
 

 うーん、ゲーム性は皆無と上述したし、正直なんで自分が半年以上もこのゲームを触ってるのか良くわかんない。トロフィーカードを確保するためには札束で殴るゲームだとは言ったが、それを諦めて取れるカードを取るというプレイスタイルならやることはあるし、カードを成長させる素材は気前良く配られる感じなので、そのへんのお得感で続けられているのかも。あんまり「面白いからやってみて」と他人に薦めるようなものでもないのだが、今は五周年記念ということで、一つだけ特別な無料ガチャを引けて、そのおまけとしてついてくるラブレターというアイテムが、このゲームでは珍しい「(種類は限定されるが)好きなカードを選んで取れる」というものなので、以前からチェックしていてタイミングだけ見計らっていたという人はチャンスということで。


 ちなみに今回の春宮つぐみ入手はこの五周年記念のラヴレターで入手したもの。プレイ初期に達成できるLv30記念でウェディングドレス姿の春宮つぐみカードも取ろうと思えば取れたのだが、できれば元気っ娘好きな自分としてはスポーティーな装いのカードが欲しかったので、ようやくその機会が訪れたという話。キャラクターのステータスをUPさせるためには、Lvを上げることの他、レアリティを上げるランクアップ、好感度を上げるなどのことがあるのだが、なんと言ってもランクアップさせるために複数のカードを入手すること。いったん時期を逃せばカードの入手が困難になるゲームではあるのだが、「バッヂ」とか「リング」というアイテムをコツコツ集めていれば、たった一枚入手すれば二枚目三枚目入手できる方法が用意されているものがあるので、そういうのも選択肢の一つになる。
 ガチャ限定カードはまぁ絵として差別化されているとは感じるが、一枚だけ入手しても戦力としては微妙で、入手容易なガチャでも複数枚入手するためには何十回と引く必要があって万単位のカネが飛ぶ。プレーヤーLvが高くなると総コストも大きくなるのだが、そうなると何十枚のうちの一枚のステータスが飛びぬけていても戦力強化としては微妙なので、課金ガチャもあまりお勧めしないというか。