ViVid Strike! 第3話

 変身シーンは正直こっ恥ずかしいな。
 しかしよく考えてみると、ボクシングでもプロレスでも、試合前の盛り上げとしてこういう演出が現実にあるとそれはそれで客が楽しめるのかもと思ってしまった。まぁ現実には男になってしまうが、こういう見栄きり*1とか選手も気分が昂ぶったりしそう。
 うーん、なんというか昨今の萌えデザインとかそういう要素がふんだんに盛り込まれてはいるんだけど、基本話の筋はこうなんていうか昭和臭がぷんぷんする。しかも昭和末期のではなくて中期の劇画調の作品あたりに見られたやつ。根底にはイジメに対する何かゞあって、それを強くなるためにスポーツを利用するとか何とかいうのはかなりオーソドックス。リンネが放り込まれた上流階級というステーヂが拳で解決される種類のものであるとも思わないんだけど、そこは逆に現代のイジメが近いってことなんだろう。なのはシリーズがダークサイドに落ちたライヴァルを主人公が救うって感じの流れだったので、そういうのを踏襲してると考えるとこんなものかなといった感じ。企画段階で昔を振り返ってみようってことになったのかもしれないが、まぁともかくしばらくは視聴を続けて、本当にそういう企画意図だったか、もしそうならそれは有効なのかどうかは後から判断したい。

*1:ガウンを脱ぐとそこには鍛え抜かれた肉体美がというのもある意味変身の一種だろう。