ViVid Strike! 第5話

 しかし、あれだけ気合入れて作ったんだからバンクは以降度々出るんだろうね。
 うーん、やっぱ格闘メインか。前述のとおり、最后の最后で化ける可能性はあるんだけど、基本リンネのイジメ設定はファッションでしかないのか。まぁこれも前述したとおり、現実の格闘家の過去がどうであろうとそれは本質ではなくって味付けでしかないから、リンネの過去話もファッションであっても一向に構いはしないんだけど、本当にドラマ成分がそうだとするとよっぽど格闘面で魅せてくれないとダれるだろうな。なんつーか、フーカの拳で語り合いたいという理由も個人的には脱力だったし、正直なところドラマ部分はおざなりとしか思えない。
 今回は刀との戦いで、これも肩透かしというか。こうキックボクシングに中国拳法をミックスさせているように思うので、ならば別に太極拳なぞは、別に拳法だけじゃなくて剣術や棒術その他諸々も一通りは習うものなので、そういうのがわかっていると別に突飛でもなんでもないのだが、現実の異種格闘技も武器有り武器無しの対決よりは、大抵武器無しの対等条件が多い現状、ちょっとこれはないんじゃね?という感じ。常識で考えると、刀を振り回すよりナイフのような小さく重量も軽い物のほうが動きは速くできるし、ならナイフと言わず武器など持たないほうが動作は速くできるので、今回の理屈もなんだかなぁといったところ。居合いとかは動作の速さはほんの一瞬でしかないので、それをかわして懐に飛び込めばみたいなところがあって、始終なんらかの動きをして攻撃を企図するような格闘技はちょっと不向きなんじゃないの?。おそらく柔道あたりと一緒で、間合いを取り続けてたら早く攻撃しろと審判に催促されるはず。
 ちょっと機会があって、中国拳法とボクシング、どちらが強いかみたいな記事があってぼんやり考えてたんだけど、そりゃ選手としての全盛期どうしで比較したらボクシング一強でしょと思うしかない。というか、おそらく中国拳法とボクシングがめざしているものが元々違うんじゃね?といったところ。もっとわかりやすく言えば、中国拳法は技を極めるのがミソで、ボクシングは単純な物理力を極めるのがミソ。そりゃ物理量で比較したらボクシングのほうがパワーで圧倒するだろうけど、逆に選手生命は短い。人間歳をとれば、いくらトレーニングを積んでも筋肉が思うようにつかない時期は来るし、反射神経も衰える。だから選手の鍛錬度の差はあれど20歳の選手同士で戦えばボクシングが勝つが、逆に(本当にそういう数字が正しいかどうかは別として)40歳とか歳をとればとるほど中国拳法にボクシングは勝てないというだけの話ではないだろうかと妄想してた。
 で、これはその両方のいゝとこどりなんだろうなぁと考えてた。これも前述したと思うが、本当に相手にダメーヂを与える攻撃は地味なものであって、そのへん余計な動きを技としたほうがアニメ映えする。で、そうなるとボクシング本来の凄さとはちょっとズれるのかもと思ってみたり。