死ぬにしても白鯨に飲み込まれなければ、存在まで消されることはないのかな。
そう考えないとヴィル爺の嫁の状態は説明できないということになるかな。あと花が好きかどうかを聞いたのは要するに花=嫁ということなのかな。
いちおう化け物退治に関しては特に問題は感じられなかった。リアリティに欠けるというところでは、恐慌状態に陥った軍隊をクルシュの見栄きりで立て直すところぐらいだが、まぁこゝは見せ場の一つだからファンタジーとしては大いにアリ。スバルを一番弱いと称していたが、よく考えてみれば戦闘の全シーンにおいて戦意を失わず行動し続けていたのはむしろスバルだけであって、それは戦場に出ていた全員が目撃しているわけで、扇動としてちょっと引っ掛かるというぐらい。
しかし物語としては主人公たるスバルが努力なり格闘なりをして自己成長するというよりは、むしろスバル以外のキャラが奮闘することからスバルが触発されるという度合いが強くて、いやまぁこれはこれでアリなんだけど、ちょっとスバルがフリーライダーっぽく見えて微妙に感じないこともない。そうはいっても今回は死に戻りのズルい部分がほとんどなかったのでストレスは少なかった。
