響け!ユーフォニアム 第12話

 うーん、これはちょっと辛いな。
 久美子が低音部として新たにパートを割り振られ、実力不足でその部分だけ外されるの巻。いやまぁ楽譜通りに演奏しなくちゃならないわけではないが、こう割り振るんだったらもうちょっと前からのほうがという気はしないでもない。オーディションをやってメムバー決定したら大抵わかってることでしょ。とはいえ、もともとEuph.の楽譜になかったところなんだから、対応できないことにそんなに落ち込まなくても…とは思う。少なくともメムバーから外れたってわけでもないんだし。
 あれだけはっきり断言しての突然の切りは酷い感じがし、まぁもっとギリギリまで頑張らせてもという考えがなきにしもあらずではあるが、久美子が受け持つほかの部分がおろそかになることを考えると確かに順当な判断ではあるんだよな。一週間前ぐらいだと、仕上げの段階なのであって、今更新しいことを一からやってるというわけにもいかない。
 なんか今回はラス前だからもっとコンクールに集中させる回かと思ったら、部活動に熱中スンナ、大学進学の準備もせよというのが挟まってた。これはえらい巧妙な仕掛けだなとは思う。青春の時期は短く、後悔しないために何が求められるのか、ほんでもって、それは別に自分が好きな分野だけに一生懸命になるというのではいかんだろう?というのがあって、なかなか冷静な作り。
 あと初期に撒いてた伏線の回収があって、これはなかなか。