ハイスクール・フリート 第9話

 納沙幸子の名前をこうことよむのを今改めて知ったという。
 シュペーの危機を救うの巻。正直感情移入できるのは納沙とヴィルヘルミナの別れの部分ぐらいなのだが、物語の進行には何の関係もないところという。いやまぁ海の仲間は家族同然というテーマからすると実はこれこそが一番それに沿っているとは言えるんだけど。それがヤクザものとしては一宿一飯の恩とつながるわけで。
 小ネタからすると、晴風がシュペーを無力化するために最初に立てた燃料加熱用導路を攻撃するというのは、史実でシュペーが戦闘能力を残しているのに自沈した理由であるらしく、そのへんの実艦に対してのリスペクトは感じられるのだが、それ何人が知ってるのよ?というレヴェル。大抵の人はラプラタ沖海戦のことは知らないだろうし、シュペー自沈の理由が単にイギリス艦隊に追い詰められたからと思っているだろうから、すごいマニアックな知識。
 なんつーか、殺陣に薙刀とか使っていて、それでさえ狭いはずの艦内通路で自在に振り回していて、これはネタなのか?と思ったぐらいで、どこまで真剣なのかわからんな。
 ヤクザ映画はずっと見とかなきゃと思っていてなかなかその機会が訪れない。元ネタがわからないからというよりも、かつて日本を席巻した一台ムーヴメントだったので、一度は目にしとかなくちゃなんだけどねぇ。