ムロアジを購入。

 尻尾のあたりが赤のでアカアジとかとも言われているらしい。

 この3匹で250円。この店で通常売っているアジより安い。
 本当は加熱用と書いてあったので刺身はNGなのだろうが、おそらく今朝の水揚げの魚だろうし、ムロアジはggると傷みが早い魚とあったから、万が一のことを考えてのことだろう。いちおう一番大きいやつだけできるだけ刺身にして早めに消費し、他のは加熱調理することにする。

 で、捌くのだが、ムロアジは他のアジより身がしっかりしているからこうまでしないといけないわけではないのだが、ネットでこうしたほうが手間も少な目ということで、まづ包丁で側の部分に切れ込みを入れて皮を剥ぐ。その後に三枚におろす。うまい人はこゝで腹骨をすきとるところまでやるのだが、それを試みて身が割れたのでもう半身は素直に背骨からはがしてから腹骨をすきとった。全体の皮を剥ぐ段階でぜいごの部分だけ残るのだが、あとからぜいごだけ手で剥げばオッケー。結構力が要る。

 血合いの部分で半分にして中骨を除外するのだが、もう半身は骨抜きで中骨を抜き、半分にしないで刺身に切り分ける。見えている器具はペンチ式の骨抜き。骨抜きは最初100円ショップで購入したのを使ってみたが、たわむわ掴みきれず滑るわで、密林にて貝印かなんかのを買ったが、これも骨を掴みきれない。前からペンチ式のは気になっていたのだが、安いのでも2000円ぐらいするので戸惑っていた。が、結局これでないとストレスが溜まるだけなのを確認した次第。っつーか、魚によっては中骨がしっかりと肉に食い込んで、これですら骨がすべることがよくある。しかもそういう魚は抜いた中骨に身がくっついたまゝになるので、身が崩れてしまうんだよね。血合いの部分は臭みの多い部分でもあるし、よほどこだわりがなければ骨抜きなど使わず、血合いと共に包丁で取り去ったほうが良いとは思う。思うんだが、もったいない精神というか、貧乏性というか。

 刺身にして食す。ちょっと大味のような気もするが旨みも十分にあってよい。というか大味なのは型が大きいからだと思う。普通のアジ(マアジ)にしたって、型が大きなものよりは、ゼンゴとよばれる15㎝ぐらいの小さなものゝほうが旨みが凝縮されてうまいとはよく聞くし、自分が食べてもそのように感じる。が、ゼンゴは捌くのがめんどくさいんだよね。小さいから中骨も取らなくてよいし、三枚におろすというよりは大名おろしにすればよいので、捌くのを簡略化できはするんだけど、数こなさなきゃならないし。