異世界居酒屋のアレを作ってみる。

 いつもサバの入手を考えていはしたのだが、実際のところ自分がいつも買ってる店のサバはあんまりうまくない。前に味噌煮や醤油煮にしてみたが、なんというか店で食うのより圧倒的に脂が足りないんだよな。まぁそんなわけで、実際のところサバ缶で作れるといってもちょっと気乗りしていなかった。
 で、今日ムロアジを入手したので、これできじまりゅうたのなんちゃってブイヤベースに取り組んでみることにした。作るにあたり、動画の該当部分を二回ほど見返したが、きじまりゅうた、やはり料理人であるのか、紹介した料理をブイヤベースと明言するのをためらっていたように思う。



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 ムロアジこれ全部で300円成。
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 前に画像はUPしてたようにおもうが、魚体全景。



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 大蒜を
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 包丁の腹?で潰してみるの図。きじまりゅうたが皮のまま殴ると皮を剥ぎやすいと言っていたのだが確かにそうだ。自分ペペロンチーノを作る際に包丁で潰していたのだが、それは何かのテキストで、刻むよりまず潰したほうが香りが出やすいと読んでいたから。皮を剥いでから潰して刻んでいたので、この順番は確かに役に立つ。



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 ムロアジ、新鮮なうちは刺し身がそこそこうまいのだが、ここは涙をのんですべてブイヤベース用の具にした。が、五匹すべてをこうぶつ切りにしてみるとなんか量が多い。一匹ぐらい刺し身にしとけばよかったかも。
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 刻んだ大蒜を油で炒め、玉ねぎのみじん切りを投入してさらに炒める、で白ワインの代わりに日本酒を入れ、順番は逆かもしれないがトマト缶を投入したものに、上記ムロアジのぶつ切りを入れてみるの図。やはり量は多いように感じる。しかし水を入れなくてもひたひたになるので、しばらくこれで加熱。



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 塩を入れて10分ほど煮込んで、いちおう黒胡椒を入れてできあがりとした。大量にできるのは歓迎なんだけど、時節柄も時節柄なんで、ちょっと気をつけねばといったところである。



 さて、味のほうだが、微妙な感じ、ムロアジ特有の臭みなのか、いまいちこれだという感じがしない。とはいえサバを使っても五十歩百歩だと思う。番組で缶詰を使ったのは、缶詰だと魚特有の臭みがかなり薄れているからというのもあると思う。Wikipediaなんかを見ると、白身の魚で、例えばマトウダイカサゴを使うなんて書いてあり、それ、ムロアジを買うときにも目にしていたんだけど、やっぱ高いんだよね。一匹で300円~500円ほどする。
 あとムロアジだとどうも身がパサパサする感じ。これはサバでも似たようなもんだと思うが、だからこそ身に弾力があっても決してパサパサというのとは違う白身魚を使うのかも。
 ブイヤベース、きじまりゅうたが口籠っていたのだが、実際には魚を食うというよりスープ料理らしく、それを飲むのがメインであると考えると、やはり水は足したほうがいいかも。身を食った残りを飲んでみたが、確かに身を食べるよりうまかった。もっと水分を多くするかどうかについてはまぁそのへんは明日、残りのものに水を足してみるつもり。まぁ食べなくても朝晩一回ずつは火を通して腐らないようにすべきなんだろうが、火を通すと一層身がパサパサしそうだし、なんとも微妙な感じではある。