そうそう、ラスエグのことをずっと考えていたんだけど。

 昨日書こうと思ってそのまゝ寝てしまっていた。実は視聴し終わってWikipediaあたりでおさらいをしてたのだ。どうやらクラウス達はラスエグの世界をエグザイルを使ってファム達の星に移民というか帰還したらしい。あと、漫画版ってのが去年あたりに出てゝ、クラウスが怪我をしてた理由までは触れていないらしいが、ラスエグと銀ファムの間にあったストーリーらしい。なんか気になる。しかもアリスティアの性格が変わっているらしい。そういや@桑谷夏子を調べてたら、メインヒロイン役は多くないのがわかった。それはそうと、ローゼンメイデンが7月よりヽニューアルして再放映らしい。peach-pit、前の出版社の編集者があまりにルーズなので別誌に移籍したけど、まるっきり別に話のように見えてしまって、しかもチェックをしなくなったんだけど、そのへんクリアしたのかな。
 いやぁ、やっぱラスエグ、なんか銀ファムより深いような気がしたよ。銀ファムは良い意味でも悪い意味でも少年少女向きなんだよな。ラスエグのほうが年齢層高め。というのも個人としての理念が銀ファムはゝっきりしすぎなんだよな。
 で、思い出したのは、自分やっぱソフィア姫一押しだったってこと。クラウス・ラヴィを軸とする、タチアナやディーオを含むメインストリームとは別のお話になっていて、その大人側のストーリーの主人公がソフィア姫なんかなと今になって思う。まぁ彼女が皇女殿下でなくとも、密命を帯びて潜入したはいゝものゝ、監視対象に恋をしてってシチュがいかにも安っぽい映画みたいでよい。その惚れられるアレックスが、能力はあるがダメ男なのもポイント高し。それでいて共依存じゃないんだよな。おそらくアレックスはソフィア姫に惚れられているのがわかっており、でもそれで彼自身の気持ちがゆらぐことがないのも古めかしくてよい。ソフィア姫はマエストロ艦から生還したクラウスにアレックスを取り残してきたと聞いて、もうダメだと思ったに違いなく、まさか自分でマエストロ艦もろともアレックスを吹っ飛ばすことになろうとは思わなかったゞろう。アレックスは既に亡き者であると思い、それなら彼の遺志を継ごうと、たとえすりつぶされてもマエストロを追い詰める部分は多くなくともあったゞろうし、そういう健気さがまたよい。せめて好きな相手なら生きていることを信じて最後まで望みを捨てるなよと思わなくもないが、マエストロ艦に射撃を命じたソフィア姫を「やっちまった」とは思えど、決して愚か者でもないよなという悲劇性がまたね。いや、ホント、自分の一番の収穫はソフィア姫の魅力の再発見だったような気がする。
 うーん、こうなるとやっぱラスエグの続編が見てみたくなるねぇ。銀ファムの続編は作りにくそうなんだけど、クラウスが不自由な身になるに至ったところあたりは残してそう。でもGONZOが制作費を溜めて、企画が立たないと無理だろうから、また5年ぐらいは間があくんだろうね。それも仮に作られるならという仮定でしかなくって、おそらくその可能性は著しく低そうだけど。
 この10年で脚本のレヴェルがあがったと思っていたのだけども、いやいやなんの、昔も悪くないねぇ。売らんがために視聴者に媚びた脚本を見て昔は良くなかったと判断してるっぽい。自分的には原作のほうに軍配を上げている陰マモあたりも再視聴したらまた評価が違うような気がするね。でも…。