アクセル・ワールド 第9話

 こゝまできても黒雪姫の本名は視聴者に明かさないのか。
 えーっと、タクムが拓武で、ハルユキが春雪なのか。赤のが由仁子で、ユニコと書けばなんか一角獣を連想させてDQNネームか?と思いきや、漢字で書くとまともな名前に見える。でも実際に由仁子という名の女は見たことないなぁ。
 赤の軍団が由仁子一人といった予想は外れた。由仁子の目的が黒雪姫なんじゃという予想も外れてしまった。で、なんの依頼かと思ったら亡霊退治。感心したのが、これ、現実社会だとたゞのファンタジーにしかならないが、あくまでヴァーチャルな世界の話なので逆にリアリティが感じられること。ウィルス退治だとか、プログラムの暴走だとかで充分代替可能。おかしいのが結局のところそれを重大視しているのと当事者が子供であるってだけ。しかも現代だったら子供のほうがプログラミング能力がありそうで、これまたヘンなリアリティが付加される。
 ニコのキャラ作りが、筋を通すヤクザの親分というものになってた。黒雪姫が三国志でいえば劉備*1だのといった志のある最弱勢力って構造になっているので、結局のところキャラクター配置は割と昔からあるものになっている。というかコメディ要素にかなり和まされた。ギャップ萌えっていうの?。いや、クルクル表情が変わるってダイナミズムとバランスが優れているってのが勝因だと思うんだがね。でもこれやっちゃうと引く視聴者が出てくるんだけど、まぁそういうのは初めっからこの作品見ないから…。

*1:なればハルユキは張飛、タクムは関羽になるわけなんだが