坂道のアポロン 第4話

 Vo.、@諏訪部順一かと思ったら。
 うーん、聞き惚れる。クレージーキャッツが演奏していたのを懐メロ番組で耳にしていたり、平和飯店での上海ジャズを聞いていたりすると、あの時代にアマチュアがあれだけのレヴェルで演奏していたなどありえないと思っちゃうんだけど、それでも構わないとなっちゃうわな。But not for meなんか自分のお気に入りの曲だったりするので、それがまた心をウキウキさせてくれる。そりゃあの当時のレヴェルまで再現してちょっと外れた演奏にしちゃったら確かに興が削がれるかも。
 千太郎の過去話も定型ではあるし、まぁいうなれば全体がそういう感じなんだけど、うまく組み合わさっているので特に言うこともなし。昔音楽映画だとかミュージカル映画なんてジャンルがあったけど、気がついてみたらこの作品もそうなんだな。が、昔の音楽映画が無理やり感があったけど、これは音楽自体がテーマになっているせいもあるけど、きわめて自然。なにより音楽がでしゃばりすぎていないのがいゝ。こういう作品が手軽に鑑賞できるってなんか幸せな時代なんだろうな…。