解散演説を聞いていた。

 野田は自分の演説に酔っているなと感じた。国民との約束は破るし、民主盗内の意見は無視するが、自民盗や公明盗との約束だけは律儀に守るって、コレ、党を国に変えるとまるっきり売国奴にしかならないんだが、その現実を見たくなくてキレイ事で言葉を飾っていたように思う。テレビの前で行った、つまり国民の前で党首会談をやったから、その内容はまもるべきとか言ってたが、それなら公約は全部守らずにテレビの前でやりたい放題やったらそれがすべて認められると思っているんだろうか?。口では民主盗が総選挙後も政権を担うつもりだとか言ってたが、もしかして野田は選挙後に自民盗に移籍したりするかもしれないな。
 安倍はもう総選挙で政権をとったつもりのようで、TPP参加だとかもう財界の犬まるだしの発言をしているらしい。とにかく空き菅や野田が公約を破ったのを逆手に取り、政権交代確実と見て今のうちにやりたいことを臆面も無く言いたい放題だ。今言っておくことで、政権が転がり込んだら「選挙前に言ったことは全部やります」ってなもんで、今のうちに全部言っているということなんだろう。
 しかし、前にあれほど総選挙を引き伸ばせと言っていたはずのほかの民主盗議員が静かだ。離党者はもっと出るのかと思ったが、そうでもないっぽい。まぁとにかくこういうことは世界的に見ても前代未聞の事態だと思うんで、自分も予想がつかないのだが、もしかすると自公野田民主の連立じゃなくって、野田民主とあと第三極あたりで政権が担えたりするのかもしれない。しかし、小沢党もしんどいよな。飛び出したから野田民主と手を組むはずも無いし、小沢が果たした政権交代は反自公だから自公にも擦り寄れない。かといって単独で政権を取れるはずもないから、維新と結びつかなくてはしんどいが、おそらく維新には足許を見られて、相手にされてないか振り回されるといったところだろう。ラジオで聞く小沢の声は弱弱しく、大丈夫か?と心配にもなるが、かといって空元気でも心配になる。
 しかし、自民盗はウハウハだろうな。国民が嫌がる消費税増税は空き菅・野田がやってくれて泥をかぶらずにすんだし、民主盗が自滅したタイミングで総選挙をやらせることができた。野田民主は多数党にはならないから、議員の椅子にしがみつくためには自公の言うことを聞くしかない状況。しかも自民は「野田民主は総選挙の約束を守った」と言うだけで懐の広さを示すことが出来るわけだ。しかもその状況は自民盗が努力して獲得したのではなく、すべて空き菅・野田民主の自滅によるもの。今民主盗に残っている議員は、民主盗支持者から蛇蝎のごとく恨まれ、自公支持者から感謝されるという目にあっているだろう。自業自得だ。野田は操り人形でしかないというのは前にも言ったが、民主盗を崩壊させたご褒美に彼だけは当選させてもらえるかもしれないが、彼の選挙区の有権者が許すかねぇ?。野田に投票する連中はもれなく彼の利権にどっぷり漬かっているということがまるわかりなので、ヘタすると選挙区内で激しい憎悪の応酬が起こるだろう。
 しかし、いよいよ日本も戦後まもなく合衆国の工作にさらされて停滞した中南米の様相を呈してきたな。