ツーリング用ロード、今日も通勤に使ってみた。

 今週なぜか雨が多くて自家用車を使う機会が多かった。特に今朝は冷え込んだので、そういう日は億劫ではあるんだが、FDの調節具合も知りたかったしで使ってみたというわけだ。

 クランク部のアップ。FDの調節時にチェーンをアウターの外側に落としてしまったことがあり、傷だらけに。せっかくの金属光沢の端正さが台無しに。

 裏側からの図。
…。
 おかしいと思った人、その違和感は正しいと思います。実はコレ、

 左クランクは6600のアルテグラ

 本当はツートンカラーということで、9000デュラエースのが欲しかったんだけど、問い合わせてみると納期不明。そりゃ出たばかりの新製品の補修パーツなんてフツーまだ用意されているはずも無く。

 ロード用の左クランクに取り替えることによって、Q-ファクターを狭くすることが出来るのだ。普通ロードのQ-ファクターは146mm。つまり左右1本あたりのQ-ファクターは73mm。そしてFC-M985のQ-ファクターは160mm、1本あたりだと80mmになる。左を取り替える事によって80-73=7mm縮めることができるのだ。
 しかし、それだと左だけ7mm凹むことになってしまい、左右バランスがよくない。そこで、BBに嵌められているスペーサーを一枚右側から左側に移動させる事によって調節した。マウンテンバイク用BBは、BBシェル73mm、BB固定FDのことも考えてあって、右側に2.5mmのスペーサーが2枚、左側には同じ2.5mmのスペーサーが1枚用意されている。この右側のスペーサーを1枚左に移動させて左右バランスをとるのだ。が、この調節でも右クランクのQファクターが左クランクのより2mm長くなる。これも調節しようと思ったら2.5mmのスペーサーを1mm+1.5mmに換えなくてはならず、その部品が見当たらないのだ。まぁこのぐらい誤差だと割り切って乗っている。
 というわけで、こういう芸当ができる見通しもあったので、SRAMクランクではなく、SHIMANOクランクにしたのだ。SRAMのほうはQ-ファクターが156mmで、この混成クランクのQ-ファクターは変則だが153mm。カネはかゝるが、いちおう出来る限りQ-ファクターを詰めることができた。
 さて、FDの様子だが、アウターにかけたときに、小ギア3段くらいがFDのプレートに当たって音鳴りがしていた。帰宅して再調整してなんとか音が鳴らないように出来たと思う。乗ってみればまた鳴るのかもしれないが。
 で、考えてみたのだが、どうもFDの移動量が足りないっぽい。恐らくロードのアウターリングとインナーリングの距離とマウンテンバイクのそれが違っているんじゃなかろうか。ロードのほうがチェーンリング間の距離が短くて、FDもそれにあわせて作ってあり、マウンテンの距離は大きいとかそんなの。ワイヤーを強く張って調節すると、インナーが内側まで落ち込んでくれず、もちろんアウターは外側まで移動するようにはなってくれるんだけど。つまり全体が外側に移動する感じ。スペーサーを一枚右から左に移動したおかげで、チェーンラインが変化したと思うんだが、でもマウンテンの広いチェーンラインがロードの狭いチェーンラインに近づいたわけで、FD的には正しい変化だと思うんだけども。
 まぁともかく、また乗ってみて検討だ。あとはカセットのロックリングを締めるのを忘れないようにしないと、段差でガシャンガシャン言ってしまう。