民主盗の崩壊劇を見て。

 いよいよ民主盗政権が終わる。自民盗政権が終わりそうになったときに喜んだもんだったが、鳩山が倒れて以降は腹の立つことばかりだった。今振り返って思うと、やはり自民盗政権を倒したことには価値があった。自民盗政権が続いていても消費税増税は決まっていたゞろうし、大震災のときの情報隠蔽・情報捏造は民主盗政権より酷かったゞろう。
 もともと自分も自民盗政権を倒すことが先決で、その後の民主盗政権による運営はどうなるか予測が出来ないと思っていた。が、政権交代なんて初めてのことだから少々の不手際はしょうがないというレヴェルをはるかに超えて、それはそれは酷いもんだった。国民を裏切るのは自民盗も酷かったが、見ていてえげつないと感じたのは、内ゲバを初めてしまったことだ。
 空き菅も総理大臣へのしがみつきが酷かったが、野田も酷かった。しかも解散を決めた現民主盗議員の野田への罵倒も見苦しい。野田が消費税増税に邁進していたときにそれに反対もせず、しかも野田を再選させて、解散に踏み切ったら罵倒の嵐。アホとかバカ以外の言葉を思いつかない。
 で、解散を決めてから泥舟から鼠が逃げるように民主盗からの離党が続く。実は自分は前の政権交代時に自民盗が今のこの状態に陥るのかと思っていた。が、自民盗のほうは激しく右傾化、搾取政党化したが、しぶとく生き残っている。マスゴミの予想でも総選挙後は民主盗の議席数はどう考えても100を超えることはないし、だいたい40〜70になるだろうとのことだ。だが、なんか総選挙後の予想をするのが凄く億劫になる。安倍率いる自民盗、極めてレイシスト揃いの維新の会や太陽、国民や仲間には平気でウソをつくが、自民盗には律儀に約束を守る民主盗、公明党、そういうのが連立を組みそうでうんざりする。かといって生活だとかに勝ち目はないし、社民や共産はお花畑。職場ではなぜか自民や維新に期待するのが居て首を傾げざるを得ない。管理職は自民盗復活か?ということで、パワハラ行為が激しくなっている。そもそもどういう結果になるのか全く想像がつかない上に、今現れている要素を実現可能性をもとにどう良い方向に結果づけてもそれがうまく政権運営できるとはとても思えないんだよね。こゝは藤原直哉の言うとおり、総選挙後の情勢は一過性のものでしかなく、本当に日本がまともに政権運営できるようになるのは、その後の選挙だというのにもうなづける。
 まぁ安倍も野田も、御輿ですらなく、たゞの操り人形でしかないのだが、いつまでこの搾取構造が続くんだろ?。合衆国が弱り目のこのときに少しでも独立性を取り戻しておく必要があるんだが、実際に起きていることは逆で、オスプレイの我が物顔の飛行だとか、TPP推進だとか、以前より合衆国に搾取される構造に近づいてしまっている。オバマが再選されてしまったのだが、そもそもオバマが大統領に初当選したときにもブッシュの弾劾裁判をやらなかったし、日本でも民主盗に政権交代したときにも自民盗の築き上げた利権構造が温存されたというより強化されてしまい、空き菅・野田と続いて民主盗が自民盗化してしまった。総選挙後はきっと国民が驚くような合衆国寄りの、そして苛政間違いなしの国民搾取の政権が出来上がるような気がする。