LUPIN the Third 〜峰不二子という女〜 第5話

 アクション部分、何やってんのかわかりづらい。
 部屋を暗くして視聴してるんだけどな。でもまぁわかりやすいように描かれてもそれはそれで雰囲気ぶち壊し。
 何をテーマにして話が組み立てられたのかよくわかんないんだが、自分的には生き方なんだろうなと思いながら見ていた。それこそ前回のお話で、仮面を燃やす場面があったが、別にルパンは仮面を手に入れること自体が目的じゃないから、謎解きの過程と、あのあとのお食事会で大満足だったんだろうなと思っていた。今回も一緒かな。ルパンの目的も不二子を手に入れることじゃなくって、彼女との駆け引きを楽しむことそれ自体だろ。もし不二子がルパンのどこかに惚れてモノになってしまったら面白くもなんともない。
 まぁ、ルパンも不二子がやすやすとモノになる女と思っていないだろうし、不二子もルパンが女を手に入れて満足するという男とも思ってない…というより、不二子自体も過程を楽しむために泥棒をやってるわけで、そこらへんお互い知ってゝのやりとりなんだろうね。ハードルを上げるとかいう台詞はその証左か。
 過程自体を楽しむってこともあるだろうし、今までに獲得したスキルを生かしてその場を切り抜けていくってのも楽しいんだろうね。餓鬼がスリルを楽しむために万引きをするのとはちょっと毛色が違うというか。今回やたら言及されていた罪深さってのでもないだろうけど、動機が動機だからモノを盗む行為より、結果的に人助けになるってのがまぁそんなところかと。
 いやしかしなんだね。この物語の構造が仮にそうだとして、そうやって見切ってしまったら以降どうやって視聴のモチベーションを上げたらよいのか…。