咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A 第9話

 ホント技そのものが麻雀ゲームだな。
 てっきり今回は玄の成長ぶりを見せてくるのかと思っていたので、この肩透かしはなんか拍子抜け。あと4話だったら、前半で玄と玄姉の対戦やって、次の2回で灼、憧、最終回で穏乃のタイミングだろうと思っていたら、コレ、全12回じゃないんだな。全15話の残り3話は放映しないあのね商法らしい。
 で、今回は宮永姉の顔見せと千里山女子の掘り下げ。あと、すばらっの人の紹介に終始。
 玄も出番はあるのだが、何も出来ない自分にもどかしさを感じるというところだけだった。今回出番が無かった代わりに次回見せ場があるんかな?。まさかまたドラにこだわって自爆するとかそんなんじゃないよな。まぁ今回ドラにこだわって手を進めて、リーチなんかをかけちゃって後戻りできない状態で狙い撃ちされるって流れではなかったので、放縦しないってだけでも成長しているってことなんかな?。
 しかしまぁ自分としてはこの作品には組織論的モノを期待していたので、千里山女子をたゞの引き立て役にして退場させるんじゃなくてちゃんと語ってきたのでこういう流れのほうが嬉しい。が、なんか園城寺を固めるキャラ二人があまりに出来すぎ。彼女達がエースでなくても団体戦メムバーになることがほゞ確定しているってのは大きいが、打ち方に難のある園城寺をストレス無く鍛え上げるというのがもう美しすぎる。おそらく視聴者に開示された条件では千里山女子は最善の選択肢を選んだと思われるのだが、なかなかあゝはならないものだ。彼女達が現時点でのレヴェルでは練習を積み上げても最高到達レヴェルを高めることが出来ないと判断し、格下ではあっても飛びぬけた技能を持つメムバーの底上げをするほうが得策と踏んだってのは指導者レヴェルのものとしか思えないんだよな。強豪校なら層も厚いだろうから、なんで園城寺が贔屓されるのか?という雰囲気も醸成されたはず。で、それを恐らくトップレヴェルの二人が抑えているはず。で、結果は園城寺の良さを引き出した側の正しさが証明されたってことになるだろう。でも園城寺の特技を持っていないが、園城寺より麻雀の打ち筋が良いメムバー外の部員は複雑な気持ちのはず。部員がギリギリの阿知賀女子は考えなくて済む問題*1なのだが、かといってギリギリという状況もまたしんどい条件であることには変わりがないわけでして…。
 

*1:前期は対戦相手のチームは実力順にメムバーを上から拾っていったって感じだよな