モーレツ宇宙海賊 第2話

 レーザー兵器って、ものすごい反動があるもんなんだろうか?。
 そりゃ反動が無けりゃ迫力は出ないんだけど。そういうリアリティを追求していくとスターシップ・オペレーターズになるんだろうけど、アレだってリアリティに疑問符がつけられてたしな。えーっとなんだけっけ?、敵艦を破壊するだけのエネルギー兵器だと、そのエネルギー源がカートリッヂになっていて、発射の際には瞬間的なエネルギー放出が行われて、薬莢?が排出されるとかそんな描写だったっけか?。
 相変わらず飽きさせないストーリー運び。警察や軍は命令のおかげで考えずに人殺しが出来るが、海賊はそうでないというところがミソなんだろう。たゞ、前回ジャン・バールの伝記を読んだせいか、昔の海賊ってそれほど人殺しについて深刻に考えてなかったんじゃないか?とも思えてしまう。むしろ近代を経て現代と呼ばれる時代に入って過剰なまでの人命尊重意識が生まれてきたのかな?とも思える。考えてみると不思議なもんだな。人口が少なかった昔より、人口が格段に多い現代ほど変質狂的なまでに命の大切さが主張される。昔のほうが単純な生活を送るために、場所や文化が違っていてもそうそう生活のあり方が変わるはずも無く、他人との共通部分は大きく、それだけ共有意識ってところは多かったはずなんだけど、だから「あいつもおれと同じ人間だから」といって人殺しを憚るということが現代よりは少なかったんだろうか?。高度経済成長以降、東京あたりは過剰な人口集中がおきるんだけど、人口密度が大きくなった割には「隣は何をする人ぞ」という感覚が増大してきたわけだろ。なんかわからんな。いや、もちろん今話のこのメッセージ自体はなるほどゝ感心させられたわけなんだが。
 クリハラチアキのモデルは栗山千明なんだろうけど、なんかズれを感じてしまうな。さっき栗山千明でグヾってみると、パッツンじゃない画像が出てきて、これまたコレジャナイ感が得られてしまった。いや、それはともかく、ツンデレっぽい設定がなんかドン臭さを感じてしまう。どうも茉莉香と対になるようで、それなら確かに性格がカブらないような設定なんだろうなという理解は得られる。
 視覚的インターフェースは相変わらずダサいというか合理的でないようにも見える。検索画面で上に流れるのと下に流れるのとが交互に組み合わされているのってどうなんだろ?。あれじゃぁ画面を見渡すときに視線をどう動かしたら効率的なのかわかんない。それとも人間の画面操作能力を鍛えるためにわざとあゝいう仕様になっているんだろうか。
 反面BGMは奢っている感じがしたな。前回はそう思わなかったんだけど、今回は割と耳に残った。たゞOPとEDがちょっとわかんない。前山田健一の名が見えて、編曲部分に注目?して聴くと確かに気合を入れて作っているように思うんだが、Vo.がちょっとね。ももクロなんだけど、子供っぽい歌い口でちょっと萎えた。ドラクラのEDはむしろ度肝を抜かれたぐらいなんだけど、そういうインパクトは無いな。それとも慣れるんだろうか?。
 まぁ色々ケチの付け口はあるんだけど、肝心のテキスト部分はかなり楽しめるので安心。しかし、船の立ち上げ、ちょっと(実はちょっとどころじゃないんだが)強引な手であるということの説明はしなくて良いのだろうか?。