ちはやふる 第6話

 えーっと、ちはやふる、神代も聞かずの歌は、たしか千早という芸者が…。
 新入部員、大江奏の登場。彼女の和歌に対する情熱が、かるたにも生かされそうな予感がするが、千早はそういうことにおかまいなく度重なる銃剣突撃にて目標を突破。面白いのは劇中で太一が言っていたが、決して必要の無い部員獲得に、千早が部の成立条件に目が眩んでいなかったこと。千早振る〜は恋の歌であるということから千早は無意識に新に惹かれているというのを提示しているが、ミスリードゝはいわないまでもなんか蛇足っぽいよな。千早が誰とくっつくにしろ、なんかそういう惚れたはれたでの物語上のフックってのは、あればあったで面白いんだけど、なんか現時点ではあざとい感じがしてしまう。
 しかしなんだな、奏@茅野愛衣百人一首講座はなかなかいゝな。もうないっぽいけど、いっそのこと折に触れてまた解説をお願いしたい。別にグヾっても探し当てることが出来そうだけど、なんだかめんどくさいし、ちょい過剰とも思うんだが、解説時の背景だとか演出が結構オツなものがある。
 自分も歳を取って、俳句は極限まで減らされた単語の組み合わせで五感を呼び覚ます芸術、短歌はさらに(といっても俳句のほうが後進なんだが)上の句と下の句のかけあいが付加されていて、現代詩や歌謡とはまた違った面白さがわかってきたというか。でも本作はそれをすっとばして現代文学の道を突っ走るわけなんだが。