たまゆら〜hitotose〜 総評。

 ぽってが出てきて彼女を主人公とした物語かと思いきや、気がついてみればぽっては観察者になってしまっており、少女4人の恋愛抜き青春グラフィティっていった感じだ。4人がそれぞれ五感を表現されており、それがまた各々の進路とも密接に繋がっており、構造がよく考えられていた。なんか俳句に通ずるものがあるな。
 一番のテーマである町興しも、この作品を視聴していればなかなかにしてゆったりと伝わってくるものがあり、これも成功しているんじゃないかと思う。表現としてちょっと幼稚さを思わせる部分はあったのだが、そういう部分を取り除けば十分20時台のドラマとして提示してもいゝんじゃなかろうか。非常に練られた構成であり、また感情の揺さぶりも十分。五感を意識しているだけあって、絵も音も気合が入っていたように思う。
 なんか申し訳ないが、ちょっと眠いのだ。いちおうおもろ+という評価をつけさせていたゞいて落ちることにする。あ、もちろん第2期も視聴するつもりですよ〜。