ラーメン大好き小泉さん 第1話

 それをクールと言いますか。
 感想対象にしたのは特に深い理由はなし。いちおうゆるキャンとよりもい同期というのもあるが、そういう勢いでもないとまた積ん読になりそうというのが主因。
 小泉をこのまゝツンツンで突っ走って欲しいが、そのへんは特にこだわってもいない。しかし毎日1000円近いラーメンを食っていると財布が痛むよな。いろいろな種類のラーメンを紹介するのに、特定店舗のを取り上げるから実質宣伝になってしまい、そのへんたくのみと同じ構造だが、しかしラーメンの種別を絞ってしまうとそれは読者(視聴者)にとって当たり前のことを大げさに取り上げざるを得ず、それは白々しさしか生まない。というか、もう店舗ごとの特徴を取り上げないと新規さをアピールできないし、かといって試食ができないのだったら視聴者にとっておあずけを食らわせるってことだから、時代というしかない。しかしこのへんは異世界シリーズ?と比べると、視聴者の記憶に頼るのはラーメンというところだけで、ラーメンごとの細やかな差はどうしても表現できないからそのへんは考察の対象になるかも。今回でいうと馬油がもたらす味とは?だとか、豚骨と鶏ガラの違いをどう表現するかとか。鶏ガラのところではカルボナーラを比喩として用いていたが、やはりどうしても知識で補うしかなくて、違っているだとかどのような様態なのかまでしか理解できないが、さすがに味に踏み込んでまで視聴者の口内に再現性を求めるのは酷である。喰うシーンをアップで描写するのはむしろ幸腹グラフィティに近い。
 しかし面白いのは、公式サイトに飛んでそこからコラボサイトに行って気づいたのだが、今やその店舗ごとの味の違いも、運が良ければカップラーメンになっていて実際に試すことも可能になっているってことなんだよな。コラボ先サイトでは一商品だけだったのだが、前に艦これのコラボでローソンに行ってクリアファイルがついてくるということでカップラーメンを買う際、別棚にそういうのがあったのを見かけたことがあったのを思い出した。さすがにそれで売っている店はカップラーメンとして商品化するより店に食いに来いという態度だろうから数は少ないと思うが、地方ラーメンなら割と気軽に試せる感じ。これが全国展開のコンビニやスーパーで買えるというのがミソ。スープも昔ながらのインスタントラーメンのように粉末になっていたらかなり風味が飛ぶが、液体スープならどんな味か?ぐらいの差を知覚するには十分と言える。そのへん公式サイトの商売っ気のなさはマーケティングとしてちょっともったいないぐらいだが、視聴者の工夫によって、どうしても試したいならある程度は自分でなんとかなるという時代になっているのかも。