届いたサドルの下拵え。

 うーん、なんかもうTeamProを注文したくなっちゃってるんだけど、Swiftの下拵えの場面でも。
 前にどこかで読んだ、新品のサドルにProofideを一缶喰わすというのをやってみるつもりで作業開始した。Proofideの次はSnoSealのつもり。
 
 メンテナンスキットに付属していたProofideはなんと25g入りの小さなサイズ。レギュラーと同じだと思っていたのでなんか損した気分。CRCではメンテナンス£8.74、Proofide£7.86なので、その差額一ポンド少々がスパナと布の値段ってのは確かに安すぎる。しかしBrooksの磨き布だけがあればいゝのだが、これ単品で売ってないんだよね。
 
 Proofideと塗る前のサドルの画像。これが、
 
 表に塗るとこんな風になる。裏と違ってさすがに表は油の吸収が悪い。時間が経つと吸い込んで光沢が少しなくなるんだけども。
 
 裏にちょっとProofideを塗った状態。塗ると色が濃くなる。
 
 革サドルってのはハンモック構造になっている。ハンモックの網の部分が革なのだ。ハンモックの吊り下げ金具の部分があって、それがサドルの前後にある。後ろは幅が広いため、金属の金具が横に配置されていて、そこに革が鋲で打ち込まれている。この部分をクロワッサンというらしい。そこに油を塗るのがちょっと難しい。油を押し込んで、温風で融かすのだ。液状になったら隙間に浸透していくので何度か繰り返す。薄く塗るんじゃなくて大量にべっとり塗ると隅々まで行き渡りやすいように思う。それが正しい方法かどうかはわかんないんですけど。
 
 裏側にべっとり塗ったところ。色が黒っぽくなっていて新たに塗っても吸い込むのに時間がかゝる状態になってます。
 
 裏から塗って数十分経ったところ。鋲で革を留めているところに隙間があるのか、そこから染み込みやすいみたい。油が行き渡っているところは黒っぽくなってます。
 前回は作業途中の画像を撮っていなかったので、今回はところどころ記録に残してみた。手が油でベトベトするので、それでデジカメは触りたくないのだが、めんどくさくない程度に撮影した。サドルもProofideもファンヒーターの温風で暖めて作業したせいか、作業が捗った。とりあえず今日は一缶の半分ぐらい消費したので、あとは明日以降塗り足していきたいと思っている。めざせ一缶。