ロウきゅーぶ! 第11話

 いや、むしろお嫁にいけるだろ、望みのところに。
 いやいやいや、そりゃ「もうお嫁に行けない」という台詞は、「だから責任とって嫁にもらってくれ」の裏返しではあるんだろうケド。っつーか、こゝで昴とモッカン…というよりは部員とのフラグを全部ヘシ折りますか。まぁ収まるべきところに収まったってところだろうな。作品のコンセプトがロリではあるんだが、それから逸らすためにコーチを高校生にしたんだろうと思われるのだが、前にも言ったとおり小6と高1では歳の差は4〜5なので、部員が高卒の18の時点では背徳性はまったくなくなるので、問題視することもないと思うんだが。まぁシリーズとしてこのメムバー5人が高校までバスケをやってゝ、しかも同じチームってのは凄く話が作りにくいとは思う。というか原作読者がそれを望むか?。やっぱ1年ぽっきりだろ。
 結局河原のシーンで葵が思いを遂げる(告げる…というかちゃんと昴が気持ちを理解した)ところで、あぁなるほど次回最終回であり、たぶん続編は作られないんだろうなと感じてしまった。
 たぶん葵というか女の子がコーチを担当しても、この成長物語は成立すると思うんだけど、さすがにそれはやらんだろう。部員たちはコーチが男だから嬌態を見せるという理屈づけて視聴者の獲得を目指しているわけで、一時的にコーチと部員の対立を入れ込む時には、女同士だと洒落にならない。異性だからこそ、そこに実は相手の気を惹きたいがためのという要素が入るので、対立時にも視聴者は安心して経緯を見守れるワケだ。それが女同士になってしまうと陰湿になる可能性が非常に高く、そういうのを視聴者は見たいわけではない。
 対戦相手のコーチが昴と同じ高校生で女という構図になってたので、どうしても異性が惹かれあうという要素を除外しての成長モノを見てみたいという気にもなった。そっちのほうがよりドラマ性が強くなると思うんだよな。で、じゃぁこの作品が初めっから女子高生コーチと女子小学生部員とのハートフルスポ根モノだとして、自分はともかく果たしてより多くの視聴者を惹きつけられたか?と思うと、なるほどマーケッティングとは難しいなと思わざるを得ない。女子高生コーチと男子小学生部員の組み合わせだと需要がなさそうだし、男子高校生コーチと男子小学生部員だと、腐女子の方々の需要が考えられるんだけど、数いそうにないしな。そういう組み合わせを考えると、男子高校生コーチが女子小学生部員に懐かれて、かつ女子高生の友達にも好かれるって構造は、冷静に考えると気持ち悪いといえばそうなんだよ。ホント妄想全開だよね。
 さて、今回のお話としては、もう5人の絆が形成されているので、その確認でしかないのかなと感じた。上述の恋愛関係の整理もあるだろうし。もちろん泣かせてもらうほどの感情の昂ぶりは貰ったんだけど、やっぱ〆に入っちゃってるよねという意識は常に念頭にあった。昴のコーチとしての決意云々はむしろうざったいぐらいに感じられたかな。あとこの作品ってやっぱりジャンプショットのシーンがきれいだよな。リアリティ云々はまた別の話だけど、動作の繋がりが割とキレイなんだよ。まぁこれも再確認でしかないんだが。まぁ次回もっかん達が勝ってキレイに〆ると思うんだけど、個人的にはどっちが勝ってもかまわないというか、もう勝敗に興味はないというか。