どう見ても…。
第7話を視聴する事はなんとか憶えていたのだが、前回の話のほうがうろ覚えだったので見直した。後に続くニャンコ先生の傷の由来もわかったよ。
的場一門の所業を許せないものにするために、貸し借り関係も無視させるのかと思ったが、そうじゃなかった。むしろ的場達に見捨てられた女のほうをかなりミジメに描いていたのが意外。彼女はむしろ夏目達が救うべき存在だと思ったんだけどな。まぁ最后には助けてたけど。
的場一門が、今の日本でいう政財界を代表とする日本の強欲な特権階級のメタファーだとして、それに抗う術があまり無い…というのはちょっとしたリアリティなんだろうなと思いつゝ、しかしだからこそ少しでも勧善懲悪的なものを求めてしまう自分の弱さに愕然としてみたり。
前回だけでなく、ニャンコ先生が治るまでの話もチェックしてみたんだけど、斑も割と人好きなんだなと思ってみたり。あれほど一つの妖にこだわらなかったレイコについても良く見知っているようだし、もしかして今の夏目貴志と同じようにレイコの側に付き添っていたのかね?。人の生は短く、妖にとってはあっという間なのだけれども、それだけに濃い付き合いであって、あれだけ憎まれ口を叩きながらも、ニャンコ先生もよっぽど人に興味があるんだなと。