花咲くいろは 第6話

 喜翠荘の翠は、おかみさんの名前からとっているのか?。
 あ゛〜、もっと整理してから書いたほうがいゝんだろうけど、なんか視聴直後の余韻が心地良いな。縁は経営上は典型的なバカ息子なんだけど、度が外れていないというか、本質はうっすらわかってそうなんだけどあせって泥沼に入っている様子が微笑ましい。おかみさんも昔チャレンジしていて、だんなさんに怒られたということだが、縁もおかみさんも方向性は同じながら、配慮の有り無しという区別がつけてあり、格の違いが理解できる。今回縁の(というかコンサルの)提案がウけず、おかみさんの昔のアイデアが受け入れられたという描写もなんとなくリアリティが感じられるし、かといっておかみさんの昔のチャレンジが何故そのときはだんなに怒られたのかもうっすらわかるというのが、この話のよくできているところ。親子で同じことを繰返すという構造をとっていながら、単純な対立でも受容でもなく、そして単なるお伽話の提示ってだけじゃなくって、現代性のあるお話に仕上がっていたのにはビックリした。コレ、多分実写ドラマだとキャラに感情移入させるために底の浅いお話に仕立て上げられちゃうよな。なるほどアイドル化してない若手声優を使っているのも納得だ。
 緒花が前半コスプレに前向きなのは現実にはありえないんだけど、これはさすがに仲居全員がチャレンジに後向きだとお話が転がらないからなんだろう。直球勝負というよりはどこかズれているのは視聴していて頭が痛くなる話立てだなと感じることもあるんだが、結果的に抑揚がついて余計な寄り道をせずにクライマックスに入っているというのは物語手法として上手い。
 あ゛〜、徹が緒花に興味を持っちゃってるな。みんちーとの泥沼が楽しみ。