なんだよ、ハーレム展開のほうかよ！。
いや、てっきりジョージとマルガがくっつく展開になるって思ってたんだけどな。過去の行き違いが解けて、新しい人間とドラゴンとの融和例がまた一つという結論にするのかと。でもアレだよな、これだとまるっきり昔話と一緒と言うか。勇者が怪物（ジョージ）の守る宝物を手に入れるという困難を解決し、マルガというお姫さまをご褒美としてもらうという。ジョージはいゝ人なんだけど、呪いに惑わされているという形にすることによって脇役に追いやられると。
で、マルガだよ。そりゃ流行の言葉でいえばツンデレなんだけど、典型的なタカビー淑女。性根は優しいんだけど、自分を守るために常に強がっており、そのけなげさ、恥じらい、いざというときの根性の据わりようなど、これまたフォーマット通りのお姫さまっぷり。で、使い古された性格付けとはいえツボをわかっていらっしゃるといった感じだ。ホント型通りでしかないんだけど、ちょっとした変化付けに涙腺を刺激される。こんな単純な手法に翻弄される自分の不甲斐なさを反省すべきか、いや素直に楽しめたことを喜ぶべきなのか迷う。
