今日はLOOK KXのシートポスト交換

 ebayで購入していたLOOKエルゴポスト2が今日届いた。中古品。
 いつかエルゴポストを入手しておきたいと思っていたが、KXの復帰を思いついて急に現実味を帯びていた。実はヤフオクで落札しようと思っていたのだが、競り負け。で、ググっているうちにebayにたどり着く。ヤフオクだと1万以上に値が上がっていたのが、結果的に送料込み九千台で入手できたのでラッキー。ヤフオクのはグロスブラック、入手したのはマットブラックで、これまたKXにあうのはマットのほう。
 さて、早速重量の測定から。
 
 227g。重い。まぁそれは承知の上だ。部品構成は
 
 のようになっている。ボルト・ワッシャーとシートポスト本体の間に金属の中敷みたいなのがあるのだが、画像中には現れてない。ボルトのネジの延長線上、やぐらのところに今は亡き旧ITMのマークがあるのがわかるだろうか(オリジナルサイズでようやっと確認ができるぐらい)?。どうも昔はアクセサリーをITMにOEM(供給)して貰っていたらしい。大体完成車にセットアップされていたハンドルもITMのだったような気がする。
 
 全体像。長さの調節範囲が7〜8cmというのがちょっと短いような気はする。全体の剛性感は高いが、あまりシートポストが硬過ぎるのは期待していない。
 
 シートポストはオフセットが3通り選択できるよう穴が空いている。ここにサドルの傾き調整用の
 
 アダプタを取り付け、
 
 その上にサドルのレールを噛ませるやぐらを乗せていく。以降サドルの取り付けは他のと同じ。
 
 で、KXのシートポスト固定方法は、フレームのシートチューブ上部に割が入っていて、カラーで〆こむといういつものヤツではない。
 
 横にシートピンを通すような穴が空いていて、斜め臼で〆こむタイプだ。(押し子タイプというらしい)
 
 ネジを締めこむ前がこれで、
 
 〆こんだ後はこう。斜めの部分ですれ違い、太くなっていくというものだ。
 
 これは前のシートポストなんだが、〆こんだあとが凹む(凹んでいるところが光沢になっている)ので、あまりよろしくないのだ。エルゴポストは強度が強くなっているらしく、この凹みができにくいらしいということも欲しかった理由の一つ。前のシートポストは〆こんでいくとメリメリという感触があったのを憶えている。
 
 シートピンはボルトを思いっきり緩めたうえで、シートポストの曲面に合うよう穴に挿入しておく。前の時はこゝでずれるので苦労した。なんでか今回は上手くシートポストが一回で嵌った。実は今回、シートピンをシートチューブに落とすという失態をやらかしてしまう。
 
 はい、取り付け完了。で、
 
 前のシートポストPAZZAZ SP-984だか985。142gの超軽量。PAZZAZも今はPZ-RACINGとか名を換えて今はもう亡い。このシートポストも作ってないんじゃなかろうか。が、当時は安くて軽いという、コストパフォーマンス抜群の商品だった。86gも重くなったわけだが、LOOK製品でそろえたかったのと、なによりこのシートポスト固定方法に耐えうるのがコレだと聞いていたので、頑丈さ重視だ。中古品だが、頑丈だというので劣化はあまりないだろうと踏んでいる。
 ちなみにサドルは今となっては時代遅れのAvocet O2 titanium。重量は約260gだったと思うが、計っとけば良かったな。クッションが柔らかくてロングセラーな一品。ローミンに換えようかと思っているんだけど、ローミンはローミンでクッションがないという硬派なサドルで、しばらくはこのアヴォセットを使っていくつもり。