SR600、ちょっと長めに乗ってみる。ブレーキ交換編。

 通勤だと片道5km、すなわち連続で乗るのは片道2km強の距離しかなく、長めの乗り心地を試してみることにした。まづ、懸案のブレーキ交換も行うことに。
 まず、RDの処理を。
 
 全景。結構パンタグラフが奥まったところで安定している様子。さすがに赤を購入したのは正解かも。エクステ君と蔑ずむなら蔑ずめ。
 
 シフトワイヤー導入部からクランプ部までの流れ。熱収縮チューブ(収縮させてない)とグリスでワイヤーとRDガイド部との抵抗を減らす試み。正直シフティングにどう影響しているのかわからない。ハンドルからダウンチューブへのワイヤーの流れがちょっとキツめになっており、またシフトライナーでインナーをほとんど覆っているので抵抗は高めだと思われる。
 が、あれからRDの調節をしていないのだが、別段トラブルもなくシフトしてくれる。RDがロングケージなせいか実際のギアの切り替えはスパスパというよりはワンテンポ遅れて切り替わる感じだ。特に2段めからトップギアへのシフトがもたつく。が、KXで無理矢理カンパシフターとシマノRDを混在させているのだが、これは切り替えは速いのだが、段を飛ばしたりする。がこのスラムシフターとRDはもたつくものゝ、シフト動作で切り替わらなかったり、段を飛ばすということが無い。これはありがたいな。
 
 交換前のブレーキの雄姿。これから取り外される運命に。ブレーキレヴァーを握りこむとホイールがロックしなかったという効き。今回たわみを確認してみたのだが、前後方向に歪むのだ。なるほど今ドキのブレーキはそっち方向のたわみを防ぐために前後方向の厚みが増しているわけだ。あとブレーキから伸びているワイヤー取り付けのビーム部も剛性が足りないのかたわんでいたように思う。
 
 後ろからの画像。いちおうブレーキ取り付けなっとの様子がよくわかるということで。
 
 SRAM APEXのブレーキナット。上がもともと取り付けてあったもの。下が予備に3つ入っていたものゝ中で一番長いもの。この長いやつを使うことにする。なんでか?。
 
 これが標準ナットをフォークに差し込んでブレーキのネジがナット先端についたところ。ほとんどねじ込み部分が無いことがおわかりだろうか。実はもともとSR600についていたブレーキとナットでもこれに近いものだったのだ。いちおう固定はされるけどねじ込み部分が短いとねじ山が飛んだりしないか、ほんのちょっと心配。
 
 これが長いナットの場合。いちおう5mmほどはねじ込み部分がある様子。
 
 これが元ついていたブレーキの重量。179g。
 
 これがSRAM APEX フロント。158g。しめて20gほどの軽量化。
 
 取り付け後の画像。アーチ部の厚みが前後方向についているのがお分かりだろうか。結局ブレーキの舟の後部がフォークと干渉する件も解決しなかった。
 
 前からの画像。レヴューサイトにある通り、センター調節が難しい。しっかり固定したつもりがアウターに押される形で傾くのだ。ギザワッシャーの性能が悪いらしく、固定が甘いらしい。いちおうアーチ部に調節ボルトがあるので最終的にはそれで調節する。舟はハの字に取り付けるべきなのだが、舟を取り付けるボルトに噛ませるワッシャーの厚みが一定なので無理だった。まぁ特に問題は無いだろう。
 ちょっと走ってみた感じ、確かに効くようになった実感はあるんだが、前のブレーキとの差があまり感じられなくて戸惑った。しばらく効かないブレーキを使用していたので、それなりのブレーキングをしてしまっているのだろうか。力いっぱいブレーキレヴァーを握りこんでもフロントがロックするというほどでもなくて「オヤ」と思ったぐらいだ。MavicSSCだとロックするんだろうけど、そこまで奮発するつもりもない。というか、マヴィックはブレーキ側にリリース機構がついていないので、カンパ専用ブレーキと考えたほうがいゝだろう。アーチやビーム部がたわむ感じはないので、性能的にはApexのほうがいゝと思うんだが…。シューのゴムがスイスヽトップなので、もしかするとゴム性能の差が大きいのかも。
 というわけで、長くなったのでエントリーを一旦切ることに。