おとめ妖怪ざくろ 第8話

 カップルの組み合わせ変更による、擾乱回。
 のはずなんだけど、こいつらつまみ食いすらしないんだよな。鉄壁の信頼関係。燃える。やっぱこのカップリングをみたら、山村生活の研究 (1937年)あたりの、庶民のカップリングを思い起こさせる。海村生活の研究 (1975年)なんかを読んでみても、大体おんなじことが書いてある。要するに妖人省は昔でいう若者宿・娘宿という位置付けになっており、その中で気の合う相方を捜すというもの。いや、ホント、娯楽モノだったら、こゝで組み合わせが変わったら、ちょっかいを出してみようかなと思われる仕草とか視聴者に提供したりするもんだけど、このお硬さはなんだ?。自分はこういうのが好きなんで、大歓迎なんだけど、今ドキ流行んないだろ。
 櫛松あたりは、ざくろがおびき寄せられたものだと気付いていたようだけど、これはどーなのかな?。ざくろにおまえはおびき寄せられているから行くなと告げると、ざくろは感づいて櫛松に背後の状況説明まで求めるだろうから、一切の説明をしなかったってのはわかる。で、雨竜寿が櫛松にも制限をかけているわけだろ。だからといって雨竜寿がざくろに出動を命じたわけでもないし、あの場合組織としてどう動けばいゝのかわからんね。ざくろ吉野葛も身内を助けに行くようなもんだし、そういうのは仕事として普通はやらないことだしな。櫛松は百緑や橙橙には勝てそうな感じがしたんだけど、本当なら櫛松が助けに行ってってのが組織としては正解なんだと思うのだが、どうだろう?。
 救出後の描写はサーヴィスだよな。いやはやこれはうらやましい。ざくろ中原麻衣の演技もなかなかで、これは迫るものがある。さて、ざくろが狙われているというのは妖人省の面々には知れ渡ってしまったわけなんだが、これからどういう展開になるのか?。ざくろだけがそういう状況を含めてつんぼ桟敷に置かれているように見えるが、それが面白いといっちゃぁ面白い。ざくろも半妖なのになぜか他の半妖とは違うってのもちょっと気になるところ。
 さて、おとめ妖怪ざくろ オリジナル・サウンドトラック 恋華音盤買ったよ。というか、Amazonレヴューを見たら、大絶賛って程の扱い。自分は結構物語に没頭させられていて、BGMにまで気が向かないことが多いんだけど、さすがに優れているとは感じていて、同士がいてなんか心強い。バックアップをとって、運転中の背景に使うかな。