魔法少女まどか★マギカ 第7話

 人魚姫?。
 うゎー、こりゃ予想をいろいろ裏切ってくれるなぁ。上條*1がさやかを捨てるのが先に来るのかと思っていたが、さやかが自分の身に起こったことを確認して自家中毒になるとは。しかし、アレだな、魔法少女になることについては、なんか便利のように自分には思えた。たゞ、痛みがわからないということは、人間としての感覚が麻痺してしまうということで、他人の痛みがわかんないということになるような気がする。なんつーか、出世でもして権力を手に入れてそれをバカ使いしてたら、それがあたりまえになってしまうという、ホラ、あれだ、まさに空き菅のような感覚。
 杏子とさやかの対話もグッとくるねぇ。大概話がわかるのは杏子のほうなんだけど、さやかの言ってる事は確かにキレイ事で反論のしようのない正論だ。が、それをスグへし折ってしまう虚淵に乾杯。現実だと、そういうキレイ事に自分が酔っている時間が長かったり*2するのだが、さすがに尺の関係上それはできないだろう。
 しかしなんだなぁ、あくまでキャラは魔法「少女」な部分を極力重視するわけね。個人の負っているものをいくらでも下衆なものにできるはずなのに、あくまでも彼女たちは純粋なものを守っているという体裁を取っている。かといって現実も確実に提示しているわけだ。決して中身をオブラートに包んでいるわけではないんだけど、どぎつさは緩和されているという。

*1:なんで今回はエンドロールが上条なんだろう?。

*2:歳をとってもその夢から醒めない愚か者すらいるが