刀語 第7話

 やっぱ殺すのね。
 でもエピローグでうしろめたく回想シーンなぞ入れているワケだが。とがめが言っていたように、七実は殺されたがっていると自分も思っていたのだが、でもそう考えるには描写が弱いような気がしてならなかった。それがまた回想シーンでさらに死にたがってはいなかったのでは?というのに繋がってしまう。振り返ってみれば、七実もたゞの構ってちゃんなんだったんじゃないかとも思えるのである。
 しかし、これはどうでもいゝことではあるのだが、七実を殺すことが七花の成長、いや成長に関係なく必要なことだったのか、また、七花より強いキャラを潰しておく必要があったのか?と言われると、どうもそうではないとも思える。が、生かして物語に使うとすれば、それこそ七実言うところの「ヌルい」物語になってしまうわけで、なんとも難しいところである。しかし、肉親の死というテーマが大きすぎるために、今回で色々提起されたモノが霞んでしまうんだよな。いや、面白かったんだけどさ。