虹色の嘔吐物。
あ゛〜、もう見ればわかるよねってお話。もう大泣きさせていただきましたよ。しかし、イカロスもニンフも作られたものでありながら、ちゃんと感情部分を設計・実装されているってのがなんともな。本当にマスターの言うことを聞くだけのロボットなら、感情部分なんて邪魔なだけだろ。まぁそうしないところに、この作品のメッセージがあるわけなんだが。
ニンフも登場時はツンデレかと思っていたが、今はなんか悟り切ったというか、こう儚げな口調がすごく切ないよね…@野水伊織の演技もなかなかグッときますよ。イカロスは例えば笑えないのはなぜかわかってなくて、鈍磨した感情で取り組んでいる様子とか、ニンフは理由がわかっていて、それで気を遣って振舞う様子とか、堪らんよね。イカロスやニンフは自分が傷ついて、じゃぁそれでスれてしまって他人を傷つけているかといえば、もう驚くぐらい素直なんだよ。で、幸せを望み、かといって、幸せを掴むために奪うってことをしない。世の中にはまだまだイカロスやニンフより酷い目にあっている人たちがいて、しかもイカロス達のように癒される段階にすら達していないってのがたくさんいるんだよな。
OPは吉田仁美にメインが戻り、効果音がついた。効果音は他の作品でも事例がたくさんあるんだけど、なんか落ち着かないな。ないほうがいいと思うんだが、たまになら新鮮味があっていいかも。