Angel Beats! 第4話

 アホばかり増えていきますね…って、オマエが言っていいんかい!。
 ユイのガルデモ加入と校内球技大会を絡めて、日向の過去について。というより岩沢が大願を成就して成仏したから、日向もそうなるかもって流れを音無が止めようと駆け出した瞬間、ユイが球技大会の空気を読まずに邪魔してしまうという展開。内容的に薄いと感じてしまったんだけど、ちょっとダラダラ考えてみたい。
 まず、第1話からの流れを振り返ってみると、1:対天使をガチで行う。2:生産拠点の防御戦。3:天使拠点への侵入。となっているから、非日常から徐々に日常にシフトしているっぽい。岩沢という見かけは主役級のキャラが退場し、その代役としてユイが入ってきたという変則はあったものゝ、メインキャラの紹介が成果を挙げて馴染みが出てきた。次回考査らしいので、また日常性は増すのかも。
 今回、日向の過去と同じ状況である、球技大会の最終回セカンドフライなんだが、あれ、とってたら日向は消えてたってことでいいんだよね?。では、なぜユイがよりによってあの瞬間に日向にプロレス技をかけたのか?ってのがよくわかんない。日向が過去の話をしたのは音無であって、ユイは知らないんだろ?。で、ユイはあの瞬間まで試合中はちゃんと野球の流儀に従っていたんだから、なぜあの時に?と考えると、試合に負けることが目的と考えるしかない。次はちゃんと頃合を見計らうってユイも言っているし、単に日向のスキをついただけとは考えにくいんだよね。でもそう考えると余計今回はだれがどんな役割で、この作品がどんなことを言いたくて、こういう話になったのかわかんないな。
 ただ、日向・音無というグループがメンバー探しをして誰も寄り付かないのに、ユイは自分で売り込みにきたんだろ?。しかも野球メンバーをことごとく断られているのを見てたってことは、ずっと注目していたというわけで、初めっから仲間に入れてくれというタイミングを見計らっていたということになる。
 結論からすると、ユイは日向に消えてもらっては困るという動機があるワケだ。で、前述の通り、ユイは日向の過去をおそらく知らない。でも試合がダメになるのをわかって、セカンドフライ捕球の邪魔をしたという事実は残る。だとすると、今回はあまり結論を急いではダメで、日向-音無、日向-ユイの人間関係を押さえておくぐらいなのが無難なのかも。軽い外見とは裏腹に、ユイにはなにか物語的役割が隠されている(とはいっても、制服からして一般生徒ではないから前世に何かあったのは確実なんだが)と見るべきなんだろう。