マクロスFRONTIER 第6話「バイバイ・シェリル」

 サブタイからすると、シェリルがギャラクシーに帰るのかと思ったら…。
 いよいよ臨戦体制。表現が細かいのは感心なのだが、ごった煮のような感じがして今一落ち着かなかった。いやいや全体的によく出来ているとは思うんですが。
 なんか音楽の力に信頼を置きすぎ。文化交流より経済的なものが優先されるだろうフツーは。というか、この作品において、日本の伝統音楽民謡なりがすごく軽視されていて(そろそろアルトの設定が生きてくるのかもしれないが)、いわゆる洋楽とか中華風の味付けが盛大になされており、初代マクロスのときの歌謡曲の味付けすら薄まっている。つまり、音楽による文化交流というよりは、文化侵略なのであって、音楽がすべてを救うってのは幻想に過ぎないという気がするのですが。今までの描写にしたって、大衆扇動装置としてしか働いていないように見えるし。
 しかし緊急事態に至って、政府の無能さあたりが吹っ飛んだ感があるのは気のせいか?。