最后の流れ星は余計かな。
うーん、なんでじぃちゃんはあれほどほっとけといったのに、最後はめでたしめでたしになったじゃねぇか?と思ったのだが、静流の教育のためか。というわけで、姉の紹介&担当回。やっぱり社会的文脈を無視してのアヤカシではなくってという構成。すべてを見通すじぃちゃんすげぇなということで…。で終わってもいいんだけど。
なんというタイミングか、今日ネット徘徊した時に見つけたリンクがなんだか当てはまるようで、奇妙な感じを受ける。
作家アイン・ランド、米国ユニラテラリズムのもう一つの『源流』 - toxandoriaの日記、アートと社会
。
ユニラテラリズムの主張と、ハーバード大学の「正議論」のエッセンスのみ対比させる形で抽出してみる。
「客観主義哲学」のエッセンス
●社会など或る集団の上に立ち、人々の上に君臨する「共通善」なるものは「偽善」に過ぎない
●歴史的に見ると、平和主義・博愛主義・利他主義の宣言によって行われた革命の行く末は血の海であった
●他人に対して行い得る唯一の「善」は「触れるな!干渉するな!」ということである
●人類の歴史は、人間が独創(創造)したものを自然に対して付け加えることで進歩してきた
●この人間の独創は“良きものを創造したい”と願う人間の「個人的欲望」から生まれる
●自分中心主義は「偽善に満ちた利他主義」より優れている「正議論」のエッセンス
●文化の差異や多様性を擁護する。
●異なった文明間の哲学的対話を志向する。
●多元的な民主主義思想のカギとして17世紀オランダのスピノザ哲学を見直す。
●グローバル市場原理主義に対抗するため「聖なるもの」と「公共性」の再結合とバランスを模索する。
●内向型研究でなく発信・交流型の研究を志向する。
●環境倫理、環境的公正、開発と環境など、正義論と環境問題を一体的な視野に入れつつある。
リンク先では上記ユニラテラリズム「客観主義」をブッシュ政権もしくはその流れにつながる小泉政権の精神的支柱となっているとして批判されまくりなのであるが、実は“他人に対して行い得る唯一の「善」は「触れるな!干渉するな!」ということ”は自分にとっては共感もできるし、そもそもこの部分はイラクなど他国に干渉しまくりのブッシュ・自民党政権のあり方とはちょっと違うのかなと思っている。で、実は静流のじぃちゃんは一貫して「客観主義」の主張のほとんどを静流に語っているんだよな。まぁ関わるなと言っといて除祓?をしてしまうじぃちゃんのことだから、真意はわかんないんだが。ただ、じぃちゃんは今までの人生でかなり痛い目にあって深い経験を積んでいるっぽい。あやかしは居るのが普通って言っているから、異なるものとの共存はあたりまえという感覚も持っているっぽいしな。