今日の出勤時、んHKラジオ第一の朝のニュース（解説）を聞いていたのだが、ちょうど久間元防衛相の発言を中国がどのように受け止めているかの論説だった。中国はどうやら久間元防衛相がやめる必要はないということらしい。まぁもちろん侵略した日本が原爆を落とされたからといってえらそうにするなということらしい。弱いものがけんかを売ってきて、いざ拳骨を食らわされて泣くのはたしかに恥ずかしい。もちろん広島・長崎の犠牲者が原爆で無駄死にしたのを当然とは思わないが、無駄死にさせたのは国力も考えず戦争を仕掛けた当時の日本の戦争指導者であって、広島・長崎の被爆者の怒りの矛先は米国ではなく、日本の戦争指導者に向けられるべきと自分自身は思っている。で、もちろん安倍政権としてはアメリカ合衆国というご主人様には逆らえないので、とうぜん抗議などすべくも無く、
原爆投下で米国に抗議せず・政府
政府は10日の閣議で、広島、長崎への原爆投下について「戦後60年以上経た現時点で米国に抗議を行うよりも、核兵器のない平和で安全な世界の実現を目指して現実的かつ着実な核軍縮努力を積み重ねていくことが重要だ」とする答弁書を決定した。日本政府として米政府に抗議する考えがないことを明確にしたものだ。(13:01)
ということらしい。で、広島の平和記念式典、過去最多の42カ国参列へ
広島市は23日、平和記念公園で8月6日に開く原爆死没者慰霊式・平和祈念式（平和記念式典）の概要を発表、現時点で過去最多の42カ国の代表が参列するとの見通しを明らかにした。今年は141カ国に参列を要請。核保有国ではロシア在日大使館の一等書記官が参列する。
また、今年は外国人らに折り鶴の折り方を教えるため、式典本部の横に折り鶴コーナーを設置する。政府からは安倍晋三首相のほか外務、厚生労働両大臣の参列を見込んでいる。参列者は、昨年とほぼ同じ約4万5000人の予定。〔共同〕(14:14)
と、これまた微妙な具合である。広島市としての立場は原爆反対であり、政府の立場としては反核だけれどもアメリカ様の核の傘に守ってもらっているし、防衛相辞任のこともあって、平和祈念式に閣僚が出席でもしてアメリカを刺激するわけにもいかんと考えているのではないか？。安倍内閣の寿命がどのくらいか、もしかすると解散総選挙ですぐ終わるのかもしれないし、もったとしても半年といわれた安倍政権がいちおう半年以上は持っているのを考えると、ここで汚れ役を全部安倍首相に負わせたい自民党清和会としてはもうちょっと彼にがんばってほしいところでもうちょっと持つかも知れんのだが、まぁこれで８月15日の靖国参拝の目は無くなったと見ていいのではないかと思っている。やけっぱちで参拝という手もありはするのだが。一ヶ月前に予測された北朝鮮による拉致被害者の帰国もXデーを過ぎてしまったし、まぁ自民党内部でも選挙のために焼け石に水的に終わらされるのも無駄と思って、後のためにとって置いているのかもしれないが。
しかしここ数日ぼんやりと考えていたのだがアメリカ合衆国の動きを見ると、もしかすると北朝鮮の政体ががらりと変わって、アメリカ合衆国と軍事同盟を結んで沖縄に次ぐ極東の米軍基地が置かれるのかもしれない。東欧に合衆国のミサイル基地が置かれることといい、この平和祈念式にロシアだけ出席することといい、最近とみにブイブイ言わせている中国・ロシアを牽制するのに北朝鮮に米軍基地というのはまたとない匕首になるわけだ。北朝鮮の国家指導者や高官は日本の指導者や高官と同じく買収されやすいだろうから、自分の私腹を肥やすことと引き換えに国を売ることなんてへっちゃらそうではある。北朝鮮建国の父といわれる金日成はロシア人であるという噂があり、びみょーなところではあるが。
まぁいくら広島・長崎の被害者が吠え立てたところで、祈念式典に米国が下っ端すら出席させないところをみると、当然原爆を落として申し訳ないという気持ちなんて寸分ほどもないし、中国だって原爆落とされてざまぁみろとは思っても気の毒とは全然思っていないだろう。
話は戻るが、衆議院解散総選挙になったとしても内閣自体は８月15日は安倍内閣だろうから、やっぱり靖国問題は避けて通れないだろう。実は小泉内閣時にも靖国参拝は中国と取引のある会社あたりは百害あって一利なしとの見方で、経営層からは冷ややかな目で見られていたらしい。最近中国は反日感情を抑えており、ここで対中感情を悪化させることは損であることなんてどんなバカでもわかると思う。平和祈念式典にも出たくないだろうし、靖国にも参拝したくないというのがホンネじゃないだろうか？。
実は長くなったので、国際関係のところで一旦切る。
