松岡大臣の自殺は政権存続のための捨石として利用されているのか?。

 緑資源機構 - おきらくごくらく! 〜新事記〜
 松岡大臣の功罪をようやっと冷静に判断できる時期になってきているのか?と思ったんですが、昨日の段階でもうトップニュースではなくなっており、今朝のニュースでも主要ニュースのあとに付け加えられる扱いになっていた。松岡・前農水相の葬儀始まる 熊本・阿蘇市では、夫人のコメントがあり、

 遺族あいさつで初美さんは「多数ご参列いただき、松岡にとって身に余る光栄と思う。62年の人生を全力で走ってきた。好きな仕事を好きなようにやって総理にも認められ、満足と思う」と述べた。

 冷静な言葉で、現首相や閣僚より自然に感じた。妻といってもしょせんは他人であり、ここは一つマスコミには親御さんからのコメントをいただいて欲しかった。松岡氏は殺される前に親族になにか託していると思うので、たぶん自民党の関連部署から以後の好待遇と引き換えに余計なことを言わないよう口止めされていると思うんだが、親御さんならポロっと本音が出るかもしれないと思っていたのだが。参列者には羽田孜氏がおり、自民党より民主党のほうが格上の人物を参加させていたのに苦笑。
 安倍首相の葬儀参列のため民主党からの党首討論の延期申し出に、自民党は年金関連法案を強行採決しようとしていた。自殺とはいえ、総理大臣が死ねば国葬をするぐらいなので、閣僚が死ねばしばらく喪に服すぐらいすればいいのに、自民党は自分に有利な法案の採決のためには人の死をダシにするのも厭わないようである。強行採決の動きを察知した民主党が、党首討論の申し出を再度行うと、自民党工作員が湧いて「民主党は首相を葬儀に参列させないようわがまゝを言った」というネガティブキャンペーンを張っていた。
 しかし、自民党が口封じのために殺人を計画的に行っていただろうから、彼の死以降どのように野党を振り回せばいいのかシナリオが出来ていた模様。他殺を自殺に見せかける手法も稚拙ではあるが、それでも自殺であると強弁するのも傍で見ていて空恐ろしい感じがする。普通死亡現場での検証を念入りに行うはずが手早く病院に搬送したことといい、その病院が慶応大学病院であったことといい、さっそく駆けつけた人間というのが小泉前首相の秘書官であったり、無いと報道されていた遺書が見つかりやすいところで何通も発見されたり、検死されないよう早速死体が荼毘に付されたりと、まぁあとアヤしいことは数限りなくあるのだが、とにかくこれだけ情報が流れてくると自殺の可能性のほうが格段に少ないと思う。まぁ流れてくる情報ってのが自民党を陥れようとする組織の仕業なのかもしれませんが。
 松岡氏の死から3日目になるのだが、やはり弁護する人はかなり少ない。風化もはやい…ってか、どうやら早く風化させて国民の目を逸らすために政権与党がマスコミに圧力をかけているっぽい。時間が経って見て利害関係を整理してみると、野党は彼の死でちょっと不利になっている感じがする。与党は後で述べるように自分たちだけに有利な状況を無理やり作ろうとしている。そして仮に松岡氏が自殺だったとして、その動機というか方向はどちらなのか?と考えるとかなり憂鬱な気分になる。国民に宛てた遺書は次の通りらしい。

 ◇国民の皆様 後援会の皆様

 私自身の不明、不徳の為(ため)、お騒がせ致しましたこと、ご迷惑をおかけ致し
ましたこと、衷心からお詫(わ)び申し上げます。
 自分の身命を持って責任とお詫びに代えさせていただきます。
 なにとぞお許し下さいませ。
 残された者達には、皆様方のお情けを賜りますようお願い申し上げます。
 安倍総理 日本国万歳

 平成19年5月28日 松岡利勝

 どう考えても国民に迷惑をかけてそれをわびるために死んだとは思えない。自民党に迷惑がかゝるまえに死んだとしか思えない。彼の目は最後まで国民に注がれることなく、自民党にだけ向けられて死んだ。実際に彼の死で自民党には迷惑がかゝらず、疑惑がうやむやになったことから国民には多大な迷惑をかけているという結果になっている。