ガンパレード・オーケストラ 第9話「戦火のかなた」

 オムニバス?。
 ひとつの物語の〆としてきれいにまとまりました。細かいことを気にしたらきりがないのですが、別に重箱の隅をつつくようなことをしなくても大筋でOK。菅原・渡辺の命を張った描写も石田中隊長の以前の捨て身の行動があったからこそで、安っぽくはあっても説得性は充分にありました。最初援護無しに冷却弾を打ち込むのはお粗末なんですが、餓鬼の壁と対峙しつつ菅原・渡辺機を迂回行動させるのは自然。橋の貨車を利用するために村田らが飛び出す描写も細かくてOK。たぶん中隊は橋の防衛に関しての図上演習を行っていたんだろうなと予想されます。大型幻獣を出現させて倒したのはオマケだとは思います。餓鬼を倒して橋を防衛したことだけでも師団長閣下からの褒賞には該当するはずです。たぶん強調の意味ぐらいしかないとは思います。青春ドラマとしてはこれぐらい誇張した方が劇的であるとは思います。
 次は芝村中隊だそうです。芝村準龍師と思われる*1指揮官の腕章にネコのシルエットが!。山岳猟兵はむさくるしい男の世界のはずなんですが、そこはそれ気が強そうとはいえ女を登場させて華を作りますか。せっかく青森でのキャラが定着した頃なのにもったいないとは思いますが、再会を願って新しい展開を楽しむことにしますか。

*1:たぶん違う