ガンパレード・オーケストラ 第17話「西部戦線異状なし」

 いつのニュース映画かよ!と思ってしまいました。あれは大東亜戦争華やかなりし頃…
 物語として美しく、かつまとまっているんだけど、戦争にセンチメンタリズムはいらないんだよね。芝村中隊長のほうに軍配を上げてしまうんですけど。というか、源ももっとよい兵士なのであれば、芝村中隊長も兵を信頼できないものとして作戦立案せずに済んだものを。
 というわけで今考えてみると、視聴者の立場で見方がかなり変わる作りのように思えます。このお話も最初のころは半信半疑だったけど、たぶんスタッフはそのように作っているんじゃなかろうか。就職でもして修羅場(物分かりの良い上司に恵まれるなんてもってのほか。あくまで上司同僚も後ろから弾を撃ってくるような職場での話です。)をくぐりぬけてきた層と、社会の荒波にもまれていない層とでは全く逆になるんじゃなかろうか。少なくとも芝村中隊長は天使のようにさえ思えてきますよ。いや冗談でなく。
 来週からはぬるそうな展開?。あ、そうそう、ヘンな関西弁の妹って加藤祭かよ!。