放映もいよいよ終盤

 めったに無い職場での泊まりから帰ってスターシップ・オペレーターズをみてみたわけなんですがびっくり。前回の放映後、ネットでこの回は“機関長の死亡フラグがたった”という話題でもちきりでした。始まってからのシノンと機関長の位置、お互いの心理的距離感、トマトを抜く描写という記号の並びで確信に近いものを得ました。まだ他のサイトを見てはいないんですが、多分非難が多いんだろうなぁ。初見での雑感としては、スタッフがこの作品にこめたメッセージの山場っぽいというのが一つ。物語の最終転換点であるというのがもう一つ。まだ考え込みが足りないのですが、政治のあり方という設定が今回でなされたのかもという点が気になったぐらいです。
 脚本のあり方として機関長の死に必然性があるのかについても気にならないことはないのですが、もうちょっと考えこんでみます。現時点では必ずしも殺す必要は無いような気もしますが、殺すことにもそれなりの意義はあると思います。殺さない描写でもスタッフの意図した効果が得られる可能性も考えられ、安易に人死にの効果に頼っている気がしないでもありません。もしかするとこの後数話見てみないと描写の必然性がわからないかもしれません。ただ尺が圧倒的に短いのと、まだ連載の続いている小説版と違ってアニメ版では物語にけりをつけないといけないのかも知れず、いろんな制約を考えてしまいます。しばらく何回か見て感想にとりかかりたいと思います。もしかするとこの件に関しては保留してしまうかもしれません。