友崎2#13

 文学少女ちゃんとくっついてEND。えーっ、そういう話なの?という困惑強し。ポニテちゃんは主人公と文学少女ちゃんがくっつくべきと思っていて、当の文学少女ちゃんは主人公とメインヒロインがくっつくべきだと思っているだけでなく、メインヒロインが「中身空っぽの人間」と認識してて、そしてメインヒロインは自分の恋愛には興味が無くて相変わらず他人を駒としてしか見ておらず…みたいな感じ。ラストの文学少女ちゃんのセリフを聞いて思ったのは、彼女は主人公がリア充を目指して努力して変わったけど、もう背伸びしてリア充を目指す必要なんかないと言ってると聞こえてしまって、今までの主人公の努力を一刀両断www。何?、今までの話全否定?。
 視聴後に思い出したのは、TV版エヴァンゲリオンのラスト、主人公のシンジが周囲にオメデトーとか言われて彼自身を肯定するシーンだったのだけども、あれは直前のコスプレ実写少女のシーンを入れていたように、基本的にはオタクをバカにする「ホラ、オマエら人間に対する深い洞察なんて受け入れないんだろ?。こういう単純な結末が欲しいだけなんだろ」みたいな感覚があって視聴後もなんか小バカにされたような後味の悪さがある。
 そもそも商業作家なんて、何度も何度も出版社に持ち込んで編集者にダメ出しされたり、文学賞に応募して何度も船外になるなんて言う経験を繰り返して、それでも多くの強豪作家とのしのぎの削り合いをして商業作家としての地位をつかみ取るのがアタリマエの実力主義の世界で生きてる人たちなので、そんなマニュアル通りに行動すればうまく行きました…なんてのを心の底から信じてるなんてちょっと思えないので、やっぱり個人的にはこの結末はアニメオリジナルというのでない限り、原作者がふんだんにアイロニーを込めているという風に考えちゃうんだよな…。
 なんというか、こう何度も言ってる通り、主人公が彼自身のリア充化のために他者を自分の成長の糧と言えば聞こえがいいが、体よく自分が成り上がるための踏み台にしてきただけなんで、その結果利用された人の何人かは深く傷つき、そして他者を利用した主人公自身は決して傷つかないで、他人を助ける役割を演じてエエトコ取りしかしてない。ほんでもって最後には自分にとってのベターハーフを手に入れてメデタシメデタシなんだから、いくら今ドキの読者がストレス過多の物語を嫌うにしても、これほど主人公にとって都合のよい物語ってなろうでもないのに…といった感じ。ただ、原作はまだ続いているようなので、この結末がシリーズ全体の結末ではなく、あくまで暫定的なキャラのポジショニングであって、今後いくらでも主人公が困難な目に遭うとかいろんなトラブルに巻き込まれるということなのかもしれないのでそのへんはなんとも。
 というわけで、評価はちょっと難しい。作者自体がこの展開を肯定的に提示してるとは限らない…というか、割と問題提起的な提示をしてるように思うし、そういった意味では真意を測りかねるといったところ。個人的には(これが現代的な世相を正確に表しているかどうかは別にしても)、いろんなイシューについてあれこれ考えるのが楽しかったといえば楽しかったので、気分はスッキリしないけどこれはこれで全然アリといった感じ。

外科エリ#12

 病因がわかり、手術は成功、医師試験にも合格したが、勝負は先延ばしで俺たちの戦いはまだまだこれからだEND。チャンバラシーンとか、答案の検討会議とか陳腐そのもので、やっぱりドラマ部分はアカンなという感じだが、前回からの持越し案件である、病因の特定、結局手術して胸を開けなければわからなかった…とか、開けた当初はわからず、かといって病因を特定するために内臓をあれこれいじくりまわすわけにもいかず、執刀医としては難しい判断を迫られるとか、そういう切迫感とか焦燥感とかはよく表現できていた。さすがに毒がどうのは原因じゃないだろうというのはそうなんだけども、初期に主人公が見立てていた成人病がという話も結局ミスリードだったわけで、しかしそのミスリードも患者を長期間札してたわけでもないし、ぱっと見わかるはずもないだろうみたいな部分もあってなかなかよく考えられてんな…という感じ。
 というわけで、もともとがなろうなんだからドラマ部分に期待なんかするなよ…でも、原作者かアニメスタッフかもしくはその両方かもしれんが、作品として世に問うからにはこの作品ならではのものがあるからぜひ見ていってくれ…みたいな特色はあったと思う。三文芝居の部分はあくまで入れ物でしかなくって、何を見せたいのかその中身の部分だけを受け入れたらよいという割り切りができるか否かで評価が違ってくると思う。

まほあこ#13

 水着回魔法少女青の変化の種明かし。結論は前回に言われてたし今回はどちらかというとボーナストラックのような印象。主人公チームは悪としてではなく悪役として振る舞うのだから、要するに予定調和で行きますよという話で、原作はまだ続きがあってドンドン面白くなっているらしいけど、いちおうアニメシリーズではキレイに終わってる感じ。
 いやまぁ全編楽しんだのではあるけれど、個人的に面白かったのは前半部分の「自分でも気づいてなかった欲望を掘り起こされ自己を獲得していく」というところで、後半部分は魔法少女だとか特撮モノのお約束をなぞっていくだけの話だったから、面白さがインフレして盛り上がり続けていくって感じではなかったかも。
 難しい話で、今回の話の延長線上で続編が作られるのであればおそらくどっかで見たようなシチュエーションばかりということになるんだろうけど、今期は上述の通り自分の欲望を掘り起こしただけであって、それは元々彼女たちの内にあったもの、既に持っていたものなのであり、決して成長したというわけではないから、以降の話が人と人との関係性で化学変化を起こして成長していくって展開なら単なる予定調和の話にとどまらないとは思うが、原作がどのような展開になっているのかわからんから何とも。
 まぁなんのかんのいって毎回楽しんでましたよ…。

ぽんのみち#12

 前回のヒキで壊れてしまってた電動雀卓を修理してもらう話。あの元雀荘がメインキャラの居場所であり、あの雀卓でいつも麻雀を打っていたのだから、雀卓が五人の良好な関係性の象徴になってる…というのはわかるんだけども、雀卓にあんだけ思い入れがあって気が抜けたようになるというのは正直自分にはピンとこなかった。家庭用に電動雀卓を置いてる家庭なんて住宅事情を考えたらあまりないだろうし、雀荘を利用しないほとんどの愛好家は手積みでプレイするのが通常で、それしかやったことが無い自分からすると麻雀は手積みがアタリマエって感覚だからそうすりゃいいのに…とは思うんだけども、実際に彼女たちは手積みで打ってなおかつそれではしっくりこないのがどうにもね…。ただ、一般的ではないからこそ自分たちだけの宝物扱いと言われたらそうかもしんないね。
 というわけで、最終回の提示がイマイチよく胸に染むような感覚はなかったのだけども、それでもアンニュイな雰囲気とか、きっかけはなんであれ各キャラの事情で一時的に関係性が薄らぐあたりの表現はいかにも青春の1ページ感があって悪いというほどのものではなかった。今回でいちおう最終回ということだけども、おしまい…の後に?なんて表記があるから、案外人気があって続編を積極的に検討中なのかも。


メタルー#11・12

 アンドロイド反乱編の続き。最終回にしては話がゆったりしてるな…と思ったら4月にズレこむらしい。年度末というのに割と変則的やな。ただ、やっぱり話の切れ込み感が鈍い。これでもかというほど自己決定権の話を持ち出してくるので、そんなに現状それに困ってる人がいるのかな?という気がする。アニメ制作関係者なんていろんな履歴はあるにせよ、一番自分がやりたいことをやってる人種だと思うんで、もし本当に自己決定権に困ってる現代人がいたとして、彼らの心に届くメッセージを紡ぎだせるのかな…?。
 まぁそうはいったって、ストーリーラインをコリャダメだと切り捨てるほどのクオリティではないし、ワザと分かりにくくしている割に構造は単純なので若者に対しても刺さる人には刺さるんだろうなとは思うんだけど、やっぱ’90年代テイストとか’00年代テイストなところに「お!」と思ってしまうし、その郷愁にも似た感覚に心惹かれるものがあるので、最近の世相をそれなりに反映させているとはいえ、時代性の鋭さがこの作品に有るとはちょっと感じられないというか。
 OP・EDも結構好みなんだけど、でもやっぱりいいと思うのはノスタルジーっぽさなのよ…。ただ、歌でいう主旋律なんかは古臭いわけではなく、伴奏の音作りに昔のテイストがふんだんに込められてるから、やっぱそこに惹かれてる部分も大きい。
 なんつーか、現代において自己決定権が行使できるか否かは、もう大半が経済力に依存するということでしかないので、自己決定権自体は普遍性を持つものなんだからテーマとして不適切でもなんでもないのに、ストーリーに古臭さを感じてしまうのはその辺の構図をワザとボかしてるからなんじゃネーノという気はする。直接ではないにしろ、もっとハッキリ言ってやらんかい!とは思うワナ。

はーたんの初めての弟子 を読んだ。

 おとといだったか、次のシナリオは三週間後とか言ってたのに、好感度がシナリオ解放条件に達してしまったので読んだ。決して下半身の誘惑に耐え兼ねて好感度上げアイテムを無理やり使って解放したのではない。なんかそう書くといかにも媚薬を無理やり飲ませてヤることヤっちゃった…みたいに聞こえるかもしれないが、いやまぁ理由は後述。

 戦闘教官としての一面を示すシナリオ。稽古をつける中で必殺技の披露。
 組織の将来を見据えての考えはとてもJKとは思えんwww。弟子にも懐かれてほっこりした状況で日常編は終わり。おまけしなりおがあって、まぁ即堕ち二コマ展開www。


まさかはーたんの好感度が自動で上がったわけでもなく。

 ま、こーゆーこと。ガチャをいっぱい引きまくってはーたんがなんと二枚も落ちた。既に持ってるユニットを引き当てたら、突破ポイントは150、好感度は10上がるので、それが2枚で突破ポイントは300、好感度が20上がり、その上がった20でシナリオ解放条件をクリアしてしまった…というワケ。しかも、突破ポイントが300上がったから、おそらく限凸で★1→★2に上げることができるから、その際に好感度を10上げることができ、仲良しシナリオを解放できる…のだが、今日はお預け。
 さて、なんでこんなにガチャを引きまくったのか…というと、開催中のイベント広域戦で、所有キャラ種数を150まで上げたかったから。そうすると一部のマップで戦闘スキップを利用することができるようになるのだ。
 ガチャ前は所持数145だったのだが、アイテム交換でイベント配布キャラは3種残ってるのであと2種引けばよいという状況だった。いちおうイベント配布キャラは全種確保可能な状態にはなっていたので、新たに2種増やすとなるとSSRを引き当てなくてはならない。最初はPUを引き当てて、あとはアイテム交換で美少女忍者ムツカを入手すりゃいいか…と思っていたのだけども、プレミアチケットや石で30連ぐらいした後唐突に「まだ引き当ててない恒常SSRを引いたらええやん」と気づいて、ほとんど使う機会がないノーマルチケットを使うことにした次第。まぁそれでも、イベント配布キャラ3種とチケット及び交換で未入手SSR2種でもよかったのだが、もしかしてムツカを引き当てるかもしれんと薄い望みを抱きながら結局未入手SSRを5種確保した。はーたんの友人であるこいぬも引き当てて仲良しメンバーもそろってしまう。
 しかしこの広域戦、ユニット数が揃ってないと難易度が上がるので、初心者泣かせやな…。