即死チート#11

 バトロワ開始。バトルのわずらわしさが面倒だから即死スキルなのに、こんだけバトルシーンがあるとは…と感慨にふけってたらヒキで全部を巻き込まんがばかりの大爆発。
 しかし「品性」ですか…。道徳でも倫理でもなく品性を持ち出してきたのはどういう了見か…としばらく自分の中で寝かせていたんだけど、なるほど説明しにくいけど腑に落ちる感じはした。この作品の連載開始が2016年と、アベの悪性が猖獗を極めていた時期なので、当然その状況をどう解釈するかという視点が盛り込まれていて当然だとは思うんだけど、確かにアベやスガ、岸田に至っても品性は感じられない。もちろん道徳や倫理も彼らには無いんだけど、例えばそういうのは歴代の自民盗議員全員が持ち合わせていなかったわけで、その中でも清和会を特徴づけるものは何かといえば後藤田の評にある通り、政治家に求められる血の通った情がない…上に、幼少時から家格に恵まれてたのに本来あるべきはずのものがないその違和感が「品性」といわれたらなるほどそうかも…と思うものはある。
 で、結局品性の無い連中を、己が欲望をむき出しにして攻撃した瞬間に主人公はスキルを発動するわけなんだが、これもなるほど、アベとかすぐ殺しておかなかったからこそ日本がこんなにもグダグダになったんだろうなというのもストンと腑に落ちる。彼が暗殺されてなかったら統一教会の問題も浮かび上がってきてないし、統計が改竄されて未だにアホノミクスのおかげで日本の経済が好調なんて風潮になっていただろうし、今話題の裏金脱税問題も当然隠蔽されたままになってる。今になってアベが裏金をやめようというデマが流れているが、元々あれは現金での還流は(足がつくから)やめろという話だったのか、いつのまにか還流自体をアベが辞めさせようという嘘っ八の話になっていて、清和会も断末魔の叫びをあげてるんだなと思わざるを得ないんだけど、本当に日本が心安らかに暮らしていける国になるためには、日本を蝕んでいる自民盗や経団連などエスタブリッシュメントを頂点とする寄生虫をドンドン殺していかないとダメなんだろうなというのをこの作品を通じてひしひしと痛感させられたとかそういう感じ。