即死チート#9

 主人公が賢者に会うために周囲の状況に流されてみるという話。やっぱり元の世界に戻るのがミッションだったようなのだが、あんまそれに関して盛り上がってないというか、盛り上げようともしてないよね…。ついに元凶の賢者に会う準備ができてきたようだけどもどうなるんやろ?。相手の賢者とそれなりの緊張関係であっても円満に別れるのか、それともあの賢者も死ぬハメになるのかもちょっと予想がつかないな…。
 しかしコメディタッチながら全然気が休まらないというか、シリアス風味に仕立ててしまうとあまりにも剣呑すぎて、別に笑いは取れなくても緊張を少しでも和らげるためにコメディ風味にしてるんだろうなと思ったり思わなかったり。

メタルー#7・8

 拘束された主人公がなんのかんのいって拘束を解かれて物語に自然に溶け込む話。うーん、やれ自我とか自由とかのテーマを繰り出してる割に、どうにも突き抜けないというか話としてぼんやりしてる感じはする。人間が住むには過酷すぎる惑星をテラフォーミングするための労働ロボットというのも、何も人間と同等の人格のAIを持たせなくても、フツーの単純作業のロボットを使うとか、生身の人間が遠隔操作すればいいだけの話で、なんともなぁ。とはいえ、別にあの人工AI達は他の作品同様、直接人工AIに人格を持たせるという話では全然なくて、主人公や諸々の人工AI達は現代の奴隷労働を強いられてる庶民のメタファーだろうしな…。ロボット三原則ならぬアジモフコードなる機能も、結局自民盗が庶民を奴隷化するためにガチガチに固めた法律や、資本家が労働者を奴隷として扱うのを正当化する契約関係のメタファーだろうし。
 まぁ世界観とか設定も、できるだけ矛盾がないように組まれてはいるんだろうけど、個人的には期待しているより全然胸に響いてこないのがなんか不思議。

ぽんのみち#8

 地元の祭り準備にメインキャラ達が取り組む話。今回は麻雀全然してなかった。まごうことなき日常系でグダグダしてるだけなんだけど、なんか割とウキウキしてみてる。「おかえりなさい」のやりとりなんか、物語として大したことをやってるわけでもないんだろうけど、なぜか胸にジーンとくる感じがあってよい。
 そういやEDの選曲が謎だよな。今回は明らかに映像と合ってなくて、おそらくアニメスタッフの誰かの趣味全開なんだろうけど、とにかく意表を突かれる。2話ぐらい前だったか、ヤマノススメの曲がかかってて、どっかで聞いたことがあるなぁ程度に途中までは流して聞いてたのだけども、そうだとわかってなんかニヤニヤしてしまうというか。